掲載日:2007年05月31日 試乗インプレ・レビュー
ヤマハが誇るジャパニーズクルーザー、ドラッグスターシリーズ。そのフラッグシップモデルが、ドラッグスター イレブンだ。流麗なスタイリングと伝統的な空冷Vツインエンジンがもたらすパワフルかつ優雅とさえ言える鼓動感で、1999年の登場以来、大人のバイク乗りたちを魅了し続けている。ホイールベース1640mm、シート高690mmというロー&ロングフォルムは、ドラッグスターシリーズ共通の三角形を描くダブルクレードルフレームに、エンジンを低く前寄りにマウントすることで実現。1インチハンドルバーやスポークホイールなどディテールを見てもワンランク上の上質さを感じる内容で、大排気量モデルならではの品格がある。
スポーツ性とパルス感を両立させる75度空冷Vツインエンジンは、軽量高強度のアルミ製鍛造ピストンや信頼性に優れたメッキシリンダーなどで、もはや熟成の域。リヤサスはリンク式のモノサスを採用し、前時代的なリジットフレームを彷彿させるフォルムを演出。駆動方式はシャフトドライブで、メンテナンスフリーを実現している。ラインナップは2バージョンで、スタンダードの「ドラッグスター1100」に対し、車体各部にクラシカルなパーツを織り込んで全身にオーセンティックな雰囲気を具現化した「ドラッグスタークラシック1100」を用意。フットボード&シーソー式チェンジペダルや鉄製ディープフェンダー、クロームメッキ処理フォークカバーなどの採用で、車両本体価格(税抜き)に5万円の開きがある。
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