掲載日:2009年11月21日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
ホーネット250は、250ccクラスのバイクとして非常にエポックメイキングな存在です。発売となった1996年当時、ネイキッドバイクは80年代以前から続くスタンダードなスタイルのものがほとんどで、特に小排気量モデルはラインナップも少なく、カテゴリとして沈滞気味でした。そんな中登場したホーネット250は、新設計のモノバックボーンフレームを採用したグラマラスなボディと、リッターバイクとほぼ同じサイズという極太タイヤをはいた鮮烈なスタイルでデビュー。一躍バイクシーンの主役へと躍り出ました。また、スタイルだけでなく性能面での評価も高く、リッターバイク並みの極太ラジアルタイヤによる抜群の安定感と、 250ccバイクながらトルク感のあるエンジン、ワンクラス上のブレーキで性能、街中だけでなくワインディングにおいても痛快な走行が楽しめました。残念ながらホーネット250は排気ガス規制により生産終了となりましたが、中古車在庫はまだまだ豊富。カスタムパーツも新たに開発されており、いじって遊ぶという面でも楽しめるバイクと言えます。現行モデルのラインナップにはないパワフルでスタイリッシュな1台を、貴方も手に入れてみませんか?
これまでになかった、スポーティなクォーターネイキッドとしてホーネット250がデビューしたのは1996年。リッタークラスのタイヤサイズに、スリムさとボリューム感を併せ持つボディは新鮮で、大きな話題となりました。ちなみに車名の「ホーネット」は英語で「スズメバチ」の意味。このバイクのデザインの力強さや軽快な走行フィーリングなどが、スズメバチのイメージと合致しているということからネーミングされたのです。
ホーネット250がはじめてマイナーチェンジを受けたのは1998年。このときは主に各部の質感の向上が行われ、走行性能などの諸元には特に変更はありませんでした。ホイールカラーは車体色に合わせ設定。フォースシルバーメタリックに艶消しブラック、キャンディタヒチアンブルーには光沢のあるホワイトに変更されたほか、ヒールプロテクター色を赤に変え、タンクマークの色調も変更。よりスポーティな雰囲気を身にまといました。
平成11年度二輪車排出ガス規制に適合させるため、エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)と排気管集合部の酸化触媒等を採用。その影響で車両重量が2kg増加しています。出力などについて変更はありません。カラーラインナップについては前年度同様の設定です。あと、この年式からは排気ガス規制モデルとなるため、カスタムする際に注意が必要です。触媒入りマフラーでないと公道走行不可になります。
2000年のマイナーチェンジはタンクマークとサイドカバーロゴの変更だけですが、それ以外で大きなトピックがあります。VTR250で採用され好評を博した「カラーオーダーシステム」が、この年よりホーネットにも導入。外装7色、前後ホイール4色から好みのカラーを自由に選択でき、合計で28通りの組み合わせでカラーオーダーが可能に。なんと、これが標準色+1万円で注文できるという、ぜいたくなメーカーカスタムプランでした。
前回のマイナーチェンジから3年をあけ、2003年に再び変更が加えられました。今回はシート形状が見直され、サスペンションセッティングを変更。従来モデルのシート高を15mm低くし、745mmの低シート高を実現しました。また、タンクマークがウイングに変わったほか、ミラー形状も角型に変更。グリップエンドにメッキを施すなど質感もアップ。カラーオーダープランは合計21通りの組み合わせを設定しています。
同年のマイナーチェンジにより、ホーネット250は全モデルにマルチリフレクターヘッドライトを採用。シート表皮は前部と後部で異なったパターンを採用したほか、メーターパネルの発光色をブルーに変更しています。また、エンジンまわりをグレーにペイントして赤いプラグキャップを組みあわせることで、さらに精かんさを演出。これまでのカラーオーダープランに加え、ツートンカラーを採用した「ホーネット・デラックス」も登場しました。
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