掲載日:2009年11月10日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
カワサキのミドルネイキッドといえば、「男ならカワサキに乗れ」のキャッチコピーのゼファーが有名ですが、ZRX400も忘れてはならない存在です。空冷2バルブDOHCエンジンを搭載し、どちらかといえばテイスト志向であるゼファーに対し、水冷DOHC4バルブエンジンを積んだZRX400はパフォーマンス志向で、走りを求めるライダーから熱い支持を集めました。今回紹介するZRX400-2はその派生モデルとなり、往年のローソンレプリカを思わせるビキニカウルを取り外し、オーソドックスな丸型ヘッドライトを装備しているのが最大の特徴です。仕様諸元についての大きな差はありませんが、一部装備にメッキパーツが採用されるなど、ルックスがブラッシュアップされています。特に1996年にマイナーチェンジを受けた際には、ZRX400-2のみがクロームタイプのメガホンマフラーを与えられるなど、カウルが無い分ディティールにこだわった作りとなっていました。
初代モデルはZRX400が発売された翌年にデビューとなった1995年式。先述したようにメッキパーツが採用されたほか、エンジンやホイールにポリッシュ加工が施され、ベースとなったZRX400よりも引き締まった雰囲気となっています。1996年のモデルチェンジの際にはマフラーが変更されたほか、リアサスペンションがゼファーΧと同タイプになりました。そして、1998年に再度モデルチェンジを受けた際には、400cクラスで初めて6ポットブレーキキャリパーを採用。マフラーはこれまでのメガホンからスポーティなマフラーに変更されました。その後2008年の生産終了まで大きな変化はありませんが、2004年にはARK店限定でマフラーなどを変更した特別モデルが発売されています。中古在庫は豊富で選べる幅も広くなっていますが、パーツの適合は1998年を境に分かれています。予算を抑えたいなら1998年以前もおすすめですが、じっくりとカスタムを楽しみたいならそれ以降のモデルがより良い選択肢となるでしょう。
1995年に発売されたZRX400-2は、ZRX400の派生モデル。カウルの有無が大きな違いだが、エンジンやホイールのポリッシュ、メッキウィンカーなど細部のディティールが異なっている。翌年のモデルチェンジでマフラーがメッキになったが、エンジンなどの仕上げはベースモデルと共通化された。
再度のモデルチェンジが行われたのが1998年式。カラーにライムグリーンが追加されたのはこの年から。K-TRICキャブレターを採用し、マフラー形状が変更され吸排気系が改良されている。また、足回りにはミドルクラスで初となる6ポットキャリパーを装着。よりスポーティなイメージを強めている。
ZRX400-2の生産最終年となるのは2008年。この時期に姿を消した他のモデル同様排気ガス規制強化のため。その後後継モデルは発売されておらず、1998年の型がベースとなり生産され続けて。途中2004年にARK店限定でスペシャルモデルが発売されるなど、マイナーチェンジが無い中何度かテコ入れされている。
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