掲載日:2010年08月18日 名車ライブラリ
お気に入りのパーツを徹底的にチョイス
世界にたった1台のスペシャルバイク作りは楽しい。
ローソンレプリカや同系列デザインを採用したZ1100GP、Z1100Rをベースにしたカスタムマシンを製作する際に、そのモチーフになることが圧倒的に多いカワサキS1。他メーカーのレーシングマシンには無いブレーキデザインや可倒式ステップは、まさに80’sカワサキレーシングを彷彿するものであり、事実、Z1000J系モデルのカスタマイズにはよく似合う。しかし、すべての空冷Zファンがノスタルジックな想いに浸っているわけではない。カスタムマシンを創造するという意味では、別の角度からのアプローチがあって当然であり、現代のハイパフォーマンスパーツで、より軽快かつパワフルな空冷Zを作りたいと考えるカスタムファンは後を絶たない。
ここに紹介するZ1000Rベースのカスタムマシンも、そんなハイパフォーマンス化とS1スタイルをハイレベルで融合させている。このマシンを製作依頼する以前は、現代のネイキッドマシンを所有していたというマシンオーナー。コンセプトはズバリ、現代のネイキッドモデルのような軽快なフットワークを持つ空冷Zである。また、単にハイパフォーマンスな足回りやブレーキパーツをチョイスするだけでなく、ライダーの視線の先に存在するコクピットに関しても、カスタマイズの手が及んでいる。これらのパーツチョイスにもマシンオーナーの心意気が感じられる。
画一的なカスタム仕様ではなく、マシンオーナーの考えを見事に具現化したマシン作り。ドレミコレクションのスタッフが持つ、柔軟性の高さを改めて感じる完成度の高いカスタムマシンである。
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