掲載日:2009年06月18日 名車ライブラリ
世界最速の称号を英国車が死守していた60年代後半、カワサキがその称号を奪取するために出した回答がこのマッハIIIだった。2スト並列3気筒という実に個性的なエンジンを持つこのモデルは、1968年のモーターショーで発表された。トップスピードは時速200km、ゼロヨン加速で12.4秒を誇ったマッハIIIは、同年に発表されたCB750とともにメイドインジャパンのモーターサイクルのイメージを変えた、歴史的な1台である。北米市場向けに輸出された、この初代モデルは白タンクにブルーライン、ニーグリップ部分にエッジの効いたプレスラインを持つ、俗称「エグリタンク」を搭載するのが特徴だ。
■全長×全幅×全高 = 2,095×840×1,080mm
■軸距 = 1,400mm
■エンジン形式・種類 = 空冷2サイクル3気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 498cc/60mm×58.8mm
■圧縮比 = 6.8
■最高出力 最大トルク = 60ps/7,500rpm 5.85kgm/7,000rpm
■始動方式 = キック式
■変速機 = 5速
■タイヤ前/後 = 3.25-19/4.00-18
■ブレーキ形式 前 = ドラムブレーキ
■ブレーキ形式 後 = ドラムブレーキ
■発売当時価格 = 29万8,000円
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