掲載日:2010年02月18日 名車ライブラリ
一世を風靡した
かつての世界最速モデル
W3のルーツをさかのぼると、カワサキと吸収合併される前の目黒製作所のK1というモデルにたどりつく。カワサキの手によってK1は進化を遂げ、1966年に発売されたのが現在でも人気の高いW1。当初は英国式だった右チェンジ左ブレーキを改めたW1SAなど、時勢にあった仕様変更を行いながら1973年発売のW3へと進化してきた。W3の特徴はフロントのダブルディスクブレーキ。雨の日の制動力には不安が残るが、Wシリーズの中ではもっとも現代的な走りを実現したモデルとなっている。W初心者にも扱いやすい仕様のため、Wの世界に入門するにはもってこいの仕様といえるだろう。ちなみに650RSの“RS”とは当時の750RS(=Z II)の弟分という位置づけで販売されていたことを示す符号であり、実際にZシリーズとの共通部品も採用されている。
■全長×全幅×全高 = 2,150×860×1,120mm
■軸距 = 1,420mm
■エンジン形式・種類 = 空冷4サイクルOHV並列2気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 624cc/74mm×72.6mm
■圧縮比 = 9.0
■最高出力 = 53ps/7,000rpm
■最大トルク = 5.7kgm/5,500rpm
■始動方式 = キック式
■変速機 = 4速
■タイヤサイズ フロント3.25-19/
■タイヤサイズ リア4.00-18
■ブレーキ形式 前 = ディスクブレーキ
■ブレーキ形式 後 = ドラムブレーキ
■発売当時価格 = 363,000円
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