掲載日:2010年03月30日 フォトTOPICS
撮影・取材・文/バイクブロス×マガジンズ編集部 ムラヤマ
環境を重視した水冷エンジンと前後14インチホイールにより、これまでの125ccスクーターとは一味違う走行性能を持つPCX。スタイルもスマートで美しい印象だ。
2009年の東京モーターショーで発表された「次世代のコンフォートスクーター」であるPCXが、いよいよ日本国内でも発売となる。これまでの125ccスクーターとは一味違う洗練されたフォルムに、環境性能を意識したアイドリングストップ機能を備える水冷エンジンを搭載。前後14インチホイールの採用や、フロント3ポットキャリパー採用によるホンダ独自の前後連動ブレーキなど、軽くスペックシートに目を通すだけでも、既存のスクーターとは異なるパフォーマンスを感じさせてくれるものだ。果たしてその実際の走りや使い勝手がどうなのか、それについては4月1日掲載の試乗インプレッションにてレポートするが、まずは速報にて各部のディティールカットをお届けする。世界を見据えて開発されたPCXの詳細を是非チェックして欲しい。
01シンプルな形状のメーターパネル。左に見えるSTAND Byインジケーターはアイドリングストップが作動時に点灯する。
02シートはライダー側にバックレストが付いており、走行時に身体をしっかりとホールドしてくれる。クッションは適度なコシがあり、長時間乗っても疲労感が少ない。
03近年のホンダデザインを踏襲するフロントフェイス。ウインカー一体型のヘッドライトは35w/30w の2灯式となっている。
04フロントには3ポットキャリパーを採用している。リアブレーキのみを掛けた際は、前後連動ブレーキシステムにより中央の1ポットのみが作動する。
05ハンドルはこのクラスに多い樹脂カバータイプではなく、スポーティなバーハンドルを採用。ハンドル回りの質感が非常に高いのも特徴。
06シート下収納は25リットル。フルフェイスヘルメットと、レインウェアなどが上手く収まるように特徴的な形状となっている。
07ACGスターターとビルトインタイプのラジエターを採用する水冷OHCエンジン。カタログ燃費は驚きのリッターあたり53kmを達成している。
08スタイリッシュな形状のタンデムグリップはつかみやすい形状。樹脂カバーの内部にフレームが通っているため、見た目以上に頼りがいがある。
09上質な乗り心地を生みだす前後14インチホイールに組み合わされるのはアルミ製スイングアーム。強く荷重をかけてもよれない剛性を確保している。
10シートやフューエルリッドの開閉はメインキー横のスイッチで行う。キーを回すのではなく、ワンタッチで開けられるのは意外と便利だ。
11ハンドル右側にあるのはアイドリングストップのスイッチ。これがONになっていると、信号待ちや渋滞などでの停車3 秒後エンジンが止まり、アクセルを開ければ自然に再始動する。
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