掲載日:2009年11月18日 名車ライブラリ
1974年から国内販売をスタートしたCB400FOURは、ホンダのミドルクラス戦略の期待を担いながら人気を獲得できなかったCB350Fの後継モデルとして登場した。CB350Fの鈍重感がなくなったスタイリッシュなスーパースポーツモデルは、国内のみならず世界的なヒット作となった。発表当初は408ccの排気量だったが、中型自動二輪免許が新設された後は、新制度に対応した398ccモデルを発売、従来モデルと併売されている。写真のイエローの車両はマフラーが交換されているが、独特の流れるようなエキパイデザインの4in1マフラーは現在の眼で見ても斬新で、このマフラーに憧れてマシンを購入するファンが多いことで知られている。鋲留めでシートストッパーがあるダブルシートも洗練されたデザインで人気が高い。一方、写真のように社外の集合管スタイルも人気があり、カスタムシーンではイタリア製のキャストホイールが装着されることも多かった。日本でも海外でもCB400FOUR用のパーツが販売されるほど、このモデルの人気は根強く、現在でもミドルクラスを代表する人気絶版車だ。
■全長×全幅×全高 = 2,050×705×1,040mm
■軸距 = 1,355mm
■エンジン形式・種類 = 空冷4サイクルOHC4気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 408cc/51mm×50mm
■圧縮比 = 9.4
■最高出力 最大トルク = 37ps/8,500rpm 3.2kgm/7,500rpm
■始動方式 = セルスターター&キック
■変速機 = 6速
■タイヤ前/後 = 3.00-18 / 3.50-18
■ブレーキ形式 前 = シングルディスク
■ブレーキ形式 後 = リーディングドラム
■発売当時価格 = 32万7,000円
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