掲載日:2010年03月18日 名車ライブラリ
シリーズで60万台販売した
キングオブナナハン
世界初の完全量産4気筒750ccモデルとして1969年に市販開始。70年モデルとして登場した改良1型は、その頭文字を取って型式“K1”と命名され、逆に69年モデルはそれをさかのぼり“K0”と呼ばれるようになった。発売当初は完全量産化を考えておらず、クランクケースやオイルパンには砂型鋳造部品を採用。しかし発売と同時に北米市場で爆発的なセールスを記録し、急遽69年9月から完全量産のダイキャスト型を採用。世界戦略モデルとして市場に投下される。その後、乗りやすさや扱いやすさを中心にマイナーチェンジが繰り返され、K1/K2/K4/K6とモデルチェンジしてK7へと進化する(これは国内仕様で海外ではK3/K5もあった)。その後、78年発売のツインカムエンジン搭載のCB750Kや、79年発売のCB750Fシリーズに、国内フラッグシップの座をバトンタッチした。
初期モデルの無番マフラーやHM300マフラーは、その排気音が素晴らしく、K2以降のモデルに初期型マフラーを装着する例が後を絶たなかった。4気筒=集合管がカスタムパーツの筆頭だが、この初代シリーズに関しては、4本マフラーファンが圧倒的に多い。
■全長×全幅×全高 = 2,160×885×1,120mm
■軸距 = 1,455mm
■エンジン形式・種類 = 空冷4サイクルOHC4気筒
■総排気量/ボア×ストローク = 736cc/61mm×63mm
■圧縮比 = 9.0
■最高出力・最大トルク = 67ps/8,000rpm・6.1kg-m/7,000rpm
■始動方式 = セル&キック
■変速機 = 5速
■タイヤサイズ = 3.25-19(フロント)/4.00-18(リア)
■ブレーキ形式 = ディスク(フロント)/ドラム(リア)
■発売当時価格 = 38万5,000円
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