掲載日:2010年05月10日 バイク用品インプレッション
オンシーズンのライディングを楽しむライダーにとって、真夏の暑さは大敵。安全性確保のためにはライディングジャケットを着込むのがベストだと分かってはいても、気温が上がれば上がるほどジャケット内の熱と体温が上昇、とてもじゃないがライディングどころではなくなってしまう。かと言って薄手のシャツ一枚で乗るのは危険極まりない。そんなライダーのジレンマを解消するアイテムがメッシュジャケットだ。今回キジマのオリジナルブランド4Rより最新のメッシュジャケット『Raise S-10 Full Mesh Jacket』が登場したので紹介しよう。
まずメッシュジャケットという製品の特性を最大限に生かすため、“涼しさ”を第一に開発に着手。表地の素材には、網目の細かい高級材「ラスタクロスメッシュ」を採用。通気性に優れた素材で、実際に着用してライディングしてみたが、気温が高い日でも心地よい風が体の中に流れ込んできて、暑苦しさはまるでない。ツーリングだけではなく街乗りなどにも対応する柔軟性も魅力と言えるだろう。その上で脊髄・肩・腕・肘の4ヶ所にパンチング加工を施したEVA製ソフトネオプレーンプロテクターを装着、安全性への取り組みにも抜かりはない。
シンプルなデザインにまとまっているので、通勤や通学などにも気軽に着用できるのが嬉しい。それでいてウエストアジャスターやパイピングリフレクター、落下防止を考慮したポケット構造など、ライダーとして気になる機能面も充実、価格がリーズナブルに抑えられているところも魅力だ。派手さはないが、どんなシチュエーションにも用いることができるこの万能型メッシュジャケット、これ一着で気の向くままに愛車で遊び回ることができるだろう。
ライディングジャケットの必須ポイントとも言える部分。ライディング時のバタつき防止はもちろん、スタイリングの引き締めにも役立つ。
マジックテープを用いた袖口のアジャスター。ジャケットそのものが通気性に秀でているので、ぴったりと閉じても腕全体に風が入り込んでくる。
首元の後部には夜間時に光を反射するパイピングリフレクターが取り付けられている。被視認性の向上に努めるなど、安全性にも配慮している。
脊髄・肩・腕・肘の4ヶ所にEVA製プロテクターを取り入れている。またパンチング加工としており、走行時に気になる蒸れ防止にも繋がる仕組み。
貴重品の収納を想定した2層構造のポケットで、上層ポケットはジッパータイプとなっている。サマーグローブなら着用したままでも開け閉め可能。
口元にマジックテープを用いるなど、こちらも落下防止を考慮して設置されたインナーポケット。2層ポケットを使い分けられる多機能な点が嬉しい。
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