掲載日:2010年07月12日 バイク用品インプレッション
夏向けバイク用品の定番と言えばメッシュジャケット。近年では、新素材の採用やベンチレーションの工夫で夏対策を施されたオールシーズンジャケットも増えているが、通気性の高いメッシュ素材を全面に採用したメッシュジャケットが夏対策の横綱であることに変わりは無い。
今回紹介する「ダイレクトエアメッシュジャケット」は、これまで数多くのライディングウェアを手がけてきたラフ&ロードが、“日本一の涼しさ”と言うコンセプトを掲げて開発したアイテム。最大の特徴は、通常のメッシュジャケットよりも目の粗い「ビッグホールメッシュ」を採用したこと。内側に着ている服装が分かるほどざっくりとしたメッシュ生地により、圧倒的なフレッシュエアの導入を実現している。既存のメッシュジャケットと比較してもこの通気性は驚異的で、季節や時間帯によっては肌寒さを感じてしまうほどだ。プロテクターにはワッフルメッシュ構造の圧縮ウレタンパッドを採用し、安全性と高い通気性を両立。徹底的に涼しさを追求した一着となっている。また、軽さもダイレクトエアメッシュジャケットのセールスポイント。肩・肘・脊椎にパッドが入っているにも関わらず、ウェア自体が非常に軽量に仕上げられているのだ。ただ、涼しさを最優先したためか、内側に取り付ける防風インナーなど温度調節用のオプションが用意されていないのは少々残念。とは言え、真夏専用ライディングウェアとしての涼しさを考えると、十分に妥協できる範囲。夏の暑さに苦しむライダーに、是非一度体験してほしいメッシュジャケットだ。
通常のメッシュジャケットより目の粗いビッグホールメッシュが特徴。大量のフレッシュエアを導入し、圧倒的な涼しさを実現している。
襟裏には汗を素早く吸収して発散するクールマックスメッシュを採用。長時間のライディングでも不快感が少ないように配慮されている。
肩・肘・脊椎プロテクターを標準装備。涼しさにこだわり、ワッフルメッシュ構造の圧縮ウレタンパッドを採用しており、通気性は抜群だ。
グローブをしたままでも使い易いように、ファスナーにブランドロゴ入りのタブを装備。ジャケットの基本もおろそかにしていない。
ポケットもフルメッシュとなり、徹底して涼しさを追求している。ただし、中身が見えてしまうことと不意の雨には要注意。
夜間走行の安全に寄与するリフレクターを背中に配置。メッシュジャケットでも安全性に妥協しないところに、老舗メーカーらしいプライドを感じる。
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