掲載日:2010年10月18日 ファッション講座
あの猛暑はなんだったんだ? と思ってしまうほどの気候の変わりっぷりですが、涼しくなってくれて何よりですね。夏だと「Tシャツ一枚で走る」なぁんてことが多々ありましたが、秋に入れば上着を着る楽しさが得られます。そう、この季節にどんな着こなしができるかが、今後のご自身のファッションセンスを占うと言っても過言ではありません! ご登場くださっている方々は夏場に撮影したので薄着の写真が多いですが、「ここにどんなアイテムを加えると変化が付けられるか?」という観点も取り入れてチェックしていきましょう……って、あれ、ヘンな人がひとり入っているようですよ……?
藤田 武さん(38) / 自営業
Harley-Davidson FXDB
爽やかなホワイトカラーのGジャンが印象的。愛車のカラーリングと被らず、自身のカラーコーデに気を遣っているのが伝わります。ハーレー乗りって黒ばっかりですから……。上半身が白系、下半身が黒系と無難なカラーコーデでまとめていますが、1ヶ所で構わないので差し色を入れるとオシャレ感がグッとアップします。また首元にネックレスでアクセント付けるのも良いでしょう。ぜひ挑戦してみてください。
●写真左:指なしのニットグローブがコーデのアクセントになっています。●写真中:ボトムスのジーンズはフロントはシンプルですがバックスタイルにはテープ状のデザインが施され、シンプルコーデの中にも遊び心を忘れていませんね。●写真右:ジーンズの裾をブーツインする着こなしにはポイントがあります。①高さのあるブーツ、そして②ジーンズのシルエットはテイパードラインです。裾をインしてシェイプを美しく見せるためには、膝下から細くなるシルエットにブーツの履き口の大きさ(バランス)が重要。今回はジーンズがギュッと絞られちゃってラインが美しくありません。ブーツの履き口を広げてジーンズの裾幅に合わせれば、スッキリ見えるでしょう。
ETERNAL ストレッチ カラーパンツ、ETERNAL ピン加工ローライズ スーパータイト、ROCK&REPUBLIC スタッズ&リメイク スキニージーンズ、MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD テーパードストレート NEW INTERRUPTOR
石川 一義さん (49) / 自営業
Harley-Davidson FLHXSE
ライトカラーのダンガリーシャツに、インディゴカラーのジーンズでコーデ。超シンプルすぎでコメントし辛いんですが……(涙)。シンプルすぎるのが悪いわけではありませんが、愛車の存在感にオーナーのファッションが薄い気がしちゃうんですよね。まあファッション業界の私から見た視点での感想なので気にしないでくださいね(汗)。
●写真左:ブラウンカラーのレザージャケットもシンプルデザイン(汗)。すべてのアイテムが無地でシンプル。良く捉えるとアパレル業界では“飽きのこないデザインですよ~!”とセールストークに使っちゃいます(笑)。●写真中:シャツをインしてウエストマークでベルトを見せているのはイイですね。シンプルなシャツなので、ダラ~っとシャツを出しているとアクセントのベルトも隠れ、さらに寂しく見えてしまいます。無地のシャツをチェック柄に変えるだけでも“こなれ感”が出ますよ。●写真右:ハーレーのロゴが入ったバックルのベルト。どんだけハーレー好きなのでしょうか?(笑) 街やツーリング先でも“Harley-Davidson”のロゴ入りTシャツやレザージャケットを着用しているハーレー乗りの方を多く見かけます。愛車だけでも存在感タップリなんだけどね……宣伝料をもらいましょうよ(笑)。
BURNER ミリタリー シャツ、Desigual Wガーゼ チェックシャツ、BARTACK ランバージャック シャツジャケット、Ben Sherman ユニオンジャック柄 BELT
真ちゃん (44) / 自営業
Harley-Davidson FLSTSC
ボーリングシャツに、インディゴカラーのジーンズでコーデ。鮮やかなカラーのボーリングシャツが愛車に跨ると映えますね。ファッションに興味のないオヤジたちは、派手なカラーは好まず地味~な色目を好む傾向がありますが、実はオヤジと呼ばれる世代こそ派手なカラーが似合うんですよね。「もう○○歳だから派手なものは無理」と思わず、どんどんチャレンジして欲しいです。中年世代=バブル世代、昔のような勢いを身の回りのファッションやバイクに注ぎましょうよ!
●写真左: インナーのタンクトップは襟ぐりの開きが首元をスッキリ見せてくれます。●写真中:シルバーネックレスと編み込んだレザーのチョーカーの重ねづけで、カジュアル感が増しますね。●写真右:ホワイトカラーのベルトは剣先が長すぎてサイズが合っていません。通常は穴の数の中央がベストですが、このような無数に穴があるベルトはフリーサイズと考えず、穴はデザインとして考えてください。このベルトは右から6つ目ぐらいの穴がバランス良いですね。ですから画像のベルトはサイズが大きいという事になります。
LOWBLOW KNUCKLE CRAZY メッシュキャップ、LOWBLOW KNUCKLE サンダーバード サーマル L / S Tee、LOWBLOW KNUCKLE WILD ONE ZIPパーカ、BARTACK トライアルマスター ジャケット
香川 太郎さん(32) / 会社員
Harley-Davidson FXST
バイクでも街着でも重宝するナイロン素材のアウター。ボトムスも5ポケットのシンプルなジーンズ。悪くないけど全身が地味目な印象です。オシャレ感をアップさせるにはカラーパンツにするか、インディゴジーンズならアウターのカラーを変えるなどして、カラーコーデにメリハリをつけるとオシャレ感がアップしますよ。長身でスタイルが良いから、センスひとつで更にカッコ良く見えるでしょう。
●写真左:シルバーのスパンコールが施されたCAP。ロックっぽい印象なので今回のコーデには浮いている感じです(涙)。同テイストなアイテムでコーデすると無難にまとまりますよ。●写真中:アウターから覗くプリントTシャツは茶系でアウターのカラーと同系色だから無難なんですが、もう少し“ヒネリ”が欲しいですね。●写真右:バイカーたちの必須アイテム、チェーン付きウォレット。ブランドやクォリティーなど、違いはあれど私には皆同じに見えてしまいます(汗)。これは多くの方に言えますが、愛車のカスタムと同じで人とは違うウォレットも良いのでは?
vermilion FOIL PURSE、vermilion ダイヤモンドパイソン PURSE、PARAJUMPERS ベスト付 フードパーカ、Devil Arrow コットン リバーシブル・ビーニ
ジャージー(35) / V-H編集部員
Harley-Davidson XL1200R
人体での再現が難しい“ジョジョ立ち”。まだまだ完成されていませんね(涙)。もっと片方の肩を下げて、顔は真っ直ぐ正面に。ポージングは日夜練習しているらしいのですが、レベル1ですから頑張って習得して欲しいなぁ!(笑) “ジョジョ立ち”についてのコメントが長すぎちゃったからファッションについては簡単に……(笑)。愛車のカラーリングと被ってしまい、地味な印象です。“ファッション”も“ジョジョ立ち”も、どちらも中途半端ですよ!
●写真左:ナイロンZIPパーカに、インナーにはプリントTシャツ。いい感じでまとまっていると思います。愛車とのカラーリングを考えなければアリですね。●写真中:このように斜めがけしてショルダーバッグとして、またはウエストバッグとしても重宝しますね。カスタムしたハーレーに、レザー素材のサイドバッグを装着している方を良く見かけますが、アパレル業界の私からは見た目がカッコ悪くNGです。●写真右:独特の色落ち、シルエットの美しさで定評のある老舗ブランド“Pepe Jeans LONDON”のジーンズ。アイテム自体はいいんだけど、履き方がキモい(汗)。こんなに食い込んだ履き方はNGです。街で見かける子供たちのような腰履きは、もちろんススめませんが食い込まない程度に腰履きして欲しいです。
BURNER リメイク デニムパンツ、MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD チノパンツ INSIGNIAGE、Desigual 変形Vネック L / S Tee、Desigual 変形Vネック L / S Tee
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