掲載日:2010年11月02日 フォトTOPICS
取材・文/バイクブロス×ケニー佐川 撮影/ バイクブロス×マガジンズ編集部 取材協力/ヤマハ発動機
角型ヘッドライトを採用した専用ライトカウル、セパレートタイプのフロントフェンダー、ティアドロップ型フラッシャーウインカーなどがスタイリッシュだ。
“市街地を爽快に駆けるスタイリッシュなスポーツ”として2006年にデビューしたXT250X。05年に全面刷新したヤマハのロングセラーモデル、SEROW250をベースに近年人気を集めるモタードのテイストを入れ込み、都会派のスタイリッシュなデザイン感覚でまとめ上げたモデルである。エンジンと車体はセロー譲りだが、前後ホイールは17インチ化され、これに合わせて前後サスペンションに専用セッティングを施しブレーキも強化されるなど、オンロード走行に適した本格的な作りになっているのが特徴。専用デザインのフロントマスクやLEDタイプのテールランプを採用するなど、ヤマハらしい繊細でスマートな外観が与えられている点にも注目したい。今回試乗したのは08年以降に投入されたFI仕様の現行モデルで、低中速域のトルクアップや始動性、環境性能の向上が図られている。省エネや環境対策、渋滞問題などが取り沙汰される中、混沌とした都会の中をまるで泳ぐように軽快なフットワークで駆け抜けていく・・・。XT250Xにはそんなイメージがよく似合う。シティモタードともいうべき、ストリートスポーツの新しい形を見ていこう。
今週公開の試乗インプレッションに先立ち、今回はXT250Xのディティールをフォトトピックスでお届けしよう。
01黒とシルバーのツートンカラーがお洒落なシート。セローと同タイプだがシート高は20mm低く設定されている。タンデム用グラブバーもしっかりした作りだ。
02ホワイトとシルバーを基調にしたカラーリングが都会的。モデル名の下に添えられた「STREET SPORT」のロゴがマシンのキャラクターを表している。タンク容量は余裕の9.8L。
03粘り強い低中速トルクが特徴の250cc空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンはセロー譲り。軽量鍛造ピストン、放熱性に優れるメッキシリンダーなどを採用する。
04マイナーチェンジが施された08モデルからF.I.を採用、吸気ポート形状も変更し低中速域でのトルク感をアップ。始動性、環境性能も向上している。
05アルミ製マフラーガードは高級感のあるアルマイト仕上げ。エキゾーストプロテクターも08モデルからデザインを変更しセローやトリッカーと同タイプになった。
06ステップはオフロードタイプのセローとは異なり、ストリート走行に適したラバー付きフットレストを採用している。振動が低減されロングライドでも快適。
07テールライトは軽量で被視認性に優れるスタイリッシュな18灯LEDタイプを採用。ハザードランプを標準装備するなどストリートでの安全性を考慮。
08前後17インチの軽量アルミ製ホイールは08モデルからバイオレットアルマイト処理を採用。大径245mmディスク&異径2ポットキャリパーの組み合わせにより十分な制動力を発揮する。
09無段階調整式のグリップヒーターを標準装備。本場ヨーロッパ向けの装備だが、日本の冬ならウインターグローブ無しで過ごせるぐらい効く。
10リヤブレーキはセローと共通の203mmディスク&片押し1ポットキャリパー。マスターシリンダーはサブタンク一体式としてマス集中を図っている。
11低重心でマスの集中化に貢献するボトムリンク式モノクロスサスペンションを採用。オンロード向けに前後サスともバネ定数、減衰力特性などの専用セッティングが施されている。
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