掲載日:2010年12月03日 林道ツーリング情報局 › 甲信越エリア
林道棚沢大成線の終点で撮影。この林道で唯一の展望ポイントで、眼下には国道139号と町並みも見える。実はここ、ホンダの資金援助と、ホンダ社員そしてOB有志等により植樹や下草刈りが行われてきた、ホンダの森である。休憩にぜひどうぞ
東京の奥座敷奥多摩から国道411号を西へ向かい、山梨県丹波山村に入った。ここからは、コーナリングを繰り返す爽快さと同時に、丹波山の自然に癒された。しばらく走ると、「尾崎行雄水源踏査記念碑」の手前に、崖側に下る道がある。これが林道泉水横手山線への分岐だ。残念ながら東側の入口は通行止だったので、西側の入口へ移り、Uターン前提で入って行く。整備された明るい道は、奥秩父山の展望も楽しめる。だが泉水谷まで来ると通行止だった。ここから先はせせらぎが心地いい泉水谷渓谷沿いを走るのだが、今回は諦めよう。
Uターンをし、すぐそばに入口がある石ころが多い林道大ダル線を走り、次の林道に向かう前に柳沢峠に行った。今回の取材時には早かったが、空気が清んだ11月頃から、綺麗な富士山を遠望できるのだ。国道411号を東へ戻り、県道18号を経由し、大菩薩峠に至る県道508号に進む。やがて分岐①に着くと、直進し林道小菅線に進む。清流にはワサビが茂り、終点近くには雄滝がある。渓流沿いを少し歩いて雄滝へ、穏やかな時間を楽しんだ。
分岐①に戻り、分岐②からダートになる橋立林道を経由し、県道18号に出る。ここから1kmほど下ると、林道棚沢今川線の入口がある。林道は下草が茂り走りにくかったが、分岐⑤から入る林道棚沢大成線は明るく、行き止りには山間の小菅村が広がっていた。ここでしばし休憩をし、一般道で3時間ほどの家路へと向かう途中、心とからだが解きほぐされているのを私は感じていた。
小菅川沿いの、道幅の広いフラットな路面。石を積み上げた石垣の間からは草やシダ類が茂り、周りの木々も潤いがあり明るい。道の途中から、美しい雄滝と白糸の滝に行ける。落ちついた古道といった感じの林道小菅線
林道小菅線にバイクを止め、雄滝を見に行った。せせらぎが聞こえる、秘境ムードたっぷりな小菅渓谷沿い。美しいシオジの森の息吹を感じながら歩いていくと、10分ほどで雄滝に会える。このエリア1番の癒しスポット
小菅村物産館と同じ敷地内にある「小菅の湯」。泉質は湯の花が舞う少し白濁したアルカリ性で、お肌にやさしい感じがする。広い浴室には桧風呂、ジャグジー、打たせ湯、露天風呂、サウナなどがあり、バラエティ豊かに湯を楽しめる。ちなみに、この辺りの急斜面の山肌からは清水がわき出し、山梨県一のワサビ生産量を誇っている。
営業時間/10時~19時(11月~3月は18時まで)
料金/1日1,200円、3時間600円(石鹸類、ドライヤー有)
休館日/第4金曜日
住所/山梨県北都留郡小菅村3445番地
電話/0428-87-0888
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