掲載日:2009年03月23日 バイク用品インプレッション
「クリアシールドだと日中眩しく、スモークシールドだとトンネルの中や夜間走行で暗すぎる」というのは、ライダーなら誰しも一度は抱く悩み。しかし、メーカーオプションや社外品のシールドでこれを解消してくれるものは少ない。あちらを立てればこちらが立たぬ、そんな問題を解決するのが、最近流行の兆しが見える「バイザー付きヘルメット」だ。
今回紹介するHJC「FS-33」も、そんなバイザー付きモデルの一つ。幅広い車種に似合うシールド付きジェットヘルメットで、最大の特徴は、「インテグレーテッドサンバイザー」と名付けられたシステムを搭載していること。頭頂部のレバーをスライドさせるとシールド内部にサンバイザーがせり出し、厳しい日差しの中でも視界を確保。不要になった時はレバーに内蔵されたボタンを押せば、瞬時にヘルメット内部に収納される。シチュエーションに応じてスピーディーに使い分けられるのがポイントだ。また、ヘルメット自体も効果的なベンチレーションシステムや、抗菌素材を使用した着脱可能な内装を採用しているため、インテグレーテッドサンバイザー以外の基本性能も申し分無し。シールドの使い分けに悩むライダーはもちろん、使い勝手の良いヘルメットが欲しい方にもおすすめだ。
インテグレーテッドサンバイザーにより、日中のきつい日差しからライダーの目を保護。使用時は、ちょうど濃い目のスモークシールドを使用しているような視界になる。
使わない時は、ヘルメット内部にサンバイザーを収納可能。収納時はスポーツジェットのようなスタイルになる。一見すると、サンバイザーが内蔵されているようには見えない。
“ACS(アドバンスド・チャネリング・システム)”と呼ばれるベンチレーションシステム。前部2ヶ所、後部4ヶ所のダクトで、効率的に内部の熱気や湿気を排出してくれる。
UVカット効果を持つポリカーボネイト製シールドは、シールドを上げ、レバーを引くだけの「ワンタッチラチェットシステム」で簡単に取り外し・取り付けができる。
インテグレーテッドサンバイザーは、頭頂部のレバーとボタンで操作する。スライドさせるとシールドがせり出し、プッシュボタンを押すとヘルメット内部に収納される。
内装は抗菌・防臭効果を持つ素材を使用した、着脱可能な「シルバークール内装」を採用。また、吸汗作用にも優れているため、清潔で快適な被り心地を実現している。
ワンタッチで使用できる「インテーグレーテッドサンバイザー」を採用したスポーツジェットヘルメット。
着脱可能な内装は抗菌・防臭効果を持つ素材を使用しており、被り心地も快適。
カラー/ホワイト、シルバー、ブラック
サイズ/S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)
価格/27,300円(税抜価格/26,000円)
問合せ先/RSタイチ
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