掲載日:2009年06月22日 バイク用品インプレッション
バイクによっては、積載性がまったくと言っていいほどないものがある。僕の愛車スポーツスターはその最たるモデルで、ツーリングなどでいろいろと持ち歩きたいことから、機能面はもちろん、走行時に想定されるズレや脱着性、着用時のファッション性にいたるまで、バッグ購入時はさまざまな観点からシミュレーションを行っている。
今回紹介するこのヒップバッグは、ファッション性を損なわないスタイリングとツーリングでの実用性を両立させるアイテムとして登場した一品。まずは収納性を試そうと、普段よく持ち歩く一眼レフカメラとツーリングマップル、財布を入れてみた。すると500mlのペットボトル一本がまだ入りそうな余裕があった。外観で見た印象よりも収納できるんだな、と思わされた。数多く付けられた小さなポケットをうまく活用すれば、さらに利便性が上がるだろう。
次は着用時のフィット感だ。装着してみると、収納したものの重さが影響したのか、腰に引っ掛けるように取り付けていてもずり落ちてくる。一眼レフカメラなんて入れているから当たり前といえば当たり前か。そのままバイクに乗ってみると、ライダーの体に合わせてシート上に納まってくれる。よほど乱暴なライディングでもしない限りズレてくることはないし、むしろたくさん収納している方がその重量感で安定してくれる。またバイクを降りるときには、下の写真6のようにショルダーバッグとして使っても便利だろう。
ファッション性については、ベーシックなデザインのバッグに仕上がっているので、後は乗り手の着こなし方次第かな、というところ。ロングツーリングに行く人が奇抜な格好をするとは思えないので、これも及第点といっていいだろう。看板に偽りなし、細かな積載機能を持ち合わせたヒップバッグは、ツーリングの心強い友となってくれること請け合いだ。
一眼レフカメラが入るという点からも、高い収納性が伺える。貴重品をはじめ、ツーリング先で持ち歩くものをここに納めておけば、サドルバッグなどとの使い分けでうまく活用できるだろう
車検証すら入れる場所がないハーレーにとっては有り難い機能。このほか、インターネットで調べたツーリングスポット情報をプリントアウトした紙を入れたりと、さまざまな利用方法が思いつく。
バッグ本体のサイドポケットを開けると、ちょうどカードがすっぽりと納まるサブポケットが設けられている。ツーリング時には必須のカード類はすべてここに入れておけば心配いらない。
携帯電話専用のモバイルポケットが装備されている。ベルト型のホックでしっかりホールドされるので、走行時に落とす危険性はまったくない。取り出しが楽なところもうれしいポイントだ。
ライディンググローブを着けたままでも取り外せる大型キーホルダー付き。バイクや盗難防止用のキーはもちろん、モバイルポケットのケータイのストラップをここに括れば、絶対に落下しない。
バイクから降りたときのファッション性も気になるところ。そのときはショルダーバッグとして持ち直せばいい。肩掛け、たすき掛けのいずれのスタイルでも、見た目を損なうことはない。
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