掲載日:2008年10月23日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
ここ数年、バイクシーンではクラシカルなモデルの人気が高まっている。常に最先端を追求するハイスペック・モデルも良いが、1960年代ごろを思い起こさせるような、テイスティィな乗り味やクラシカルなルックスを重視したバイクに注目が集まっており、現在ではメーカー各社からリバイバル的なモデルが数多くラインナップされている。その中でも、1998年に発表されたカワサキのW650は名車W1をほうふつとさせる美しいルックスと高い完成度で人気が高く、10年に渡るロングセラーモデルとなり、多くのファンを生み出したのは記憶に新しい。しかし、日本国内の免許区分で大型2輪となるW650は、免許取得が容易になったとはいえある程度敷居が高く、普通2輪ユーザーから少し縁遠いものとなっていたのも事実だ。
今回インプレッションするW400は、あのW650の美しいスタイルはそのままに、エンジンをストロークダウンし399ccとすることで、普通2輪免許に対応したモデル。W650にくらべて車体サイズがコンパクトに設計されており、より親しみやすくなっているのも特徴だ。幅広いライダーが楽しめるこのバイクがどのようなテイストなのか、また、兄弟モデルであるW650とはどのように違うのか、試乗を通してじっくりとチェックしてみようと思う。
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