ドゥカティ大阪ウエスト
大阪府/ドゥカティ正規取扱店

取材協力/ドゥカティ大阪ウエスト  取材・撮影・文/伊勢 悟
掲載日/2015年12月25日
大阪市内に初めてのドゥカティストアとしてオープンした『ドゥカティ大阪ウエスト』。二階建ての広い店舗は、まるごとすべてドゥカティ一色だ。ニューモデルから貴重な絶版モデルまでを扱い、イタリアン気分満点。そして、キーワードは「気軽さ」。フレンドリーな雰囲気を大事にしている。

PICK UP

ドゥカティライフの第一歩は
この2フロアのショールームから

外観で驚くのは、イタリアンレッドが並んだ2階のテラス。「カラーリングや質感がよくわかる自然光の下でドゥカティを見てもらいたいんです」とのことからだ。並び方も余裕があり、あらゆる方向からバイクを眺めることができる作りだ。

 

ドゥカティ専門という言葉から受ける敷居の高いイメージを払拭しつつ、同時に、深遠なイタリアンの世界を知ってほしいと、ユーザーへの情報発信も積極的だ。そして表からは分からない箇所だが、ホームページの製作やショップの掃除も業者任せではなく自分たちですべて行っている。言うまでもなく、スタッフのドゥカティ、そしてこのショップへの愛情の表れから自然とそうなったのだ。「今後はショップ主体の企画も開催したいですね。私たちはこれまでのバイクショップとは違ったアプローチを考えています。現地集合、現地解散でイベントを楽しむとか」。このショップに足を運べばドゥカティのある生活を気軽に楽しむことができるのだ。

 

大阪市内では初めてのドゥカティストア。中央に階段があり、2階のショールームに続く。劇場やブティックを思わせるレイアウトも、よりたくさんのドゥカティを見てほしいという気持ちから設計されたもの。1階には各ラインの新車が並んでいる。

1階ショールームには各排気量、ライン別の最新モデルが勢ぞろい。奥には超プレミアムモデルのパニガーレRがディスプレイ。なかなか目にすることのない超軽量のホモロゲーションモデルだ。壁に並んでいるのはカーボンパーツなどの純正アクセサリー。

2階のショールームにはたくさんの中古車が並ぶ。取材時も20台ほどあり、たくさんのストックが揃う。また、廃版になった名車も数多く、日本には15台しかない999R FILAやMH900eなど、レアな車両の姿も。絶版の「スポーツクラシック」ラインも充実。

2階テラスにもストック車両が並ぶ。こちらもオープンエアのショールームになっている。自然光の下で映えるイタリアンレッドや仕上げの美しさをチェックできるように、という配慮だ。中古車の中には純正オプションを豊富に装着した車両などもある。

充実した装備がきれいに整ったサービススペース。各モデルの専用工具や診断機器なども完備されており、確実で迅速なメンテナンスが可能。「お客様のバイクを雨に濡らさずに保管できるようになっています」というのもドゥカティ大阪ウエストのこだわり。

純正アパレルコーナー。イタリアから届く最新アイテムが並ぶ。ライディングウエアだけでなく、街中で映えるタウンウエアにも力を入れている。これもドゥカティの楽しみ方のひとつ。他にかわいいキッズ用アイテムのコーナーなども設けている。

いま、多くの人が注目しているスクランブラーに特化したエリア。ウエアや展示ブースもスクランブラーのカジュアル&クラシカルな雰囲気に合わせて楽しげに演出。豊富なオプションパーツで自分のスタイルに変えていくのも面白いモデルだ。

取材時には最新モデルを含めて試乗車は7台。スーパーバイクからスクランブラー、ディアベルなど各ラインの乗り味を比較できる。もちろん全車、保険加入済みなので安心して試乗できる。試乗がきっかけで各ラインのキャラクターの違いに気づくオーナーも少なくないだろう。

ストアマネージャーが自らウェブサイトを構築。自分たちで作っているからこそリアルタイムの情報と、スタッフの生の声が即座に反映される。今後は自社ウェブサイトからイベントやセール企画などの告知も行っていく予定だという。

10アクセサリーコーナー。各車種専用のバッグ類のマッチングや使い勝手の良さ、数々のカーボンパーツの仕上げの統一感など、純正アクセサリーならではのメリットは多い。もちろんドゥカティ大阪ウエストですべて取り付けやセットアップが可能。

INTERVIEW

プレミアムなドゥカティを
もっと身近にしたい。

2015年の10月3日にオープンしたばかりのドゥカティ大阪ウエスト。阪神高速池田線の加島インターから近い十三筋沿いに、ドゥカティカラーのレッドとグレーが目立つ建物があった。これはテナントとして単純に建物を使うのではなく、ドゥカティストアとして設計された建物だからである。

 

「外から一目でバイクショップだと分かるデザインになっています」

 

レッドのドゥカティのサインや、イタリアンデザインがシックなショールームで話してくれたのはストアマネージャーの村田さん。氏はバイク業界以外の数多くの業種を経験しており、業界の常識に囚われない知識・経験でドゥカティ大阪ウエストの顔になっている。

 

「ドゥカティに興味が出てきたというお客様に、気軽に入ってもらえるように入りやすいストアであることを心掛けています」。同店のコンセプトは、「プレミアムを、もっと身近に」というもの。そのためにアットホームな雰囲気と話しやすいスタッフが揃い、お客様の来店を待っている。

 

バイクは買って終わりではなく、買ってから楽しむもの。ドゥカティ大阪ウエストでメンテナンスやサービスを担当するのが山口さんだ。「メンテナンスをするにあたっても、預かっているお客様のバイクを外に置かないなど、最良の条件で行うようにしています」。

 

自身も一人のバイク好きであることから、例え初めてドゥカティに乗るライダーが相手でも、その距離感は非常に近い。そしてドゥカティ大阪ウエストは未だ出来たばかりのため、ユーザーと一緒に成長していく「若いストア」だというのも強みだ。ベテランやマニアックなドゥカティ好きでなくとも気軽にドゥカティの世界を味わうには、フランクで親身に対応してくれる山口さんのようなスタッフの存在は心強い。

 

また、メンテナンスだけでなく、純正のアクセサリーでカスタムも可能だ。ライダーに合わせたポジションの変更や気軽にツーリングに出かけられる使いやすいバッグやウエア類など、さまざまなドゥカティ製アイテムについてのアドバイスも的確。そのためユーザーは、よりドゥカティを楽しく、気軽に乗ることができるのだ。

 

パニガーレRを囲んだドゥカティ大阪ウエストのスタッフは平均年齢も若く、自分たちでも率先してバイクを楽しんでいる。スタッフは前列右から松岡さんと奥様、ストアマネージャーの村田さん、そして吉良さん。後列右はメカニックの酒井さん、そしてメカニックと同時にセールスもこなすサービスマネージャーの山口さんだ。「ドゥカティの専門ショップというと敷居が高いと思われがちですが、そんなことはまったくありません。それこそコンビニにでも行く感覚で来ていただければ嬉しいです」

 

オープンしてまだ間もないが、ユーザーには初ドゥカティ、それもリターンライダーが多いと言う。それはきっと、フレンドリーなスタッフや充実した試乗車によって好みの1台をじっくりと時間をかけてみつけられるからだろう。そして、「母体が国内4メーカーや輸入車を扱っているので、国産車や別メーカーの会社の下取りでも有利だと思います。ユーズド車両も数多く揃えています」とも話してくれた。ドゥカティ大阪ウエストは、ドゥカティのテーマパークとでもいいたくなるような魅力に溢れたショップである。


SHOP INFORMATION

ドゥカティ大阪ウエスト

住所/大阪府大阪市淀川区三津屋中3-7-23
TEL/06-6309-3711
営業/10:30-19:00
定休/水曜日・第1&第3火曜日
URL/公式ウェブサイトはこちら

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