『ハーレーダビッドソン熊本』は、1962年に創業した『神山モータース』のグループ店。1988年に、以前から取扱っていたハーレーの正規ディーラーとなった。現在、国産4メーカーのほか、KTMやBRPを扱う『コウヤマモータース』、南に20キロ離れた場所にあるハーレー正規ディーラー『ハーレーダビッドソンレカード』の3店舗を展開している。
「以前は1階が新車と中古車展示、2階が新車展示、パーツ、GMDを置くショールームになっていました。レイアウトを見直して1階に新車とGMD(純正アパレルとグッズ)の展示、2階をパーツやカスタムコーナー、中古車の展示にして、すべてショールームにしました」
居心地のよさを心がけているという代表の神山宗一郎さん。地元に密着した愛されるショップを目指している。
「昔は九州一円の方にきていただきたいと考えていましたが、遠方のお客様だとメンテナンスなどのサービスでご迷惑をおかけしてしまいますから」
車両の販売だけではなく、ハーレーのある暮らしを提案していきたい。だからユーザーには不安なことについて、なんでも質問して欲しいという。
「よくお客様で“私、詳しくないんですけど…”とおっしゃる方がいらっしゃるんですが、全然知らなくて大丈夫です。モーターサイクルの知らないところ、“どんなところが楽しいの?”、“どんな楽しみ方があるの?”といった質問をぶつけていただいて、お客様とスタッフと交流を深めていきたい」
ただし、質問や言われたことだけに対応するのではない。大切なのはプロフェッショナルの目線で応えることだ。
「要求されたこと以上のアドバイスをしたり、実際に行動してみせて満足していただくことが大切なんです。モーターサイクルの楽しみ方、ハーレーの楽しみ方についての道しるべになれたらうれしいですね」
同店は雰囲気ばかりではなく、メンテナンスや修理、カスタムなどのサービスも充実させている。二輪専門民間車検工場の認定もされており、技術に関しては強いコダワリを持っている。現在、その技術力を支え、ユーザーから絶大な信頼を得ているのが工場長の野々原奨さんだ。
「できれば愛車に長く乗っていただきたい。だから、履歴は全部残しています。だから“オイルの交換はまだ大丈夫ですよ”とか、“走行距離が10万キロで一度もベルト交換していないので、そろそろした方がいいですよ”と提案できるんです。旅先でのトラブルはなるべくなくしたいですから」
オーナーにとっては思い入れのある愛車。古くなってもむやみに新車への買い替えはおすすめしない。そんな誠実さが支持されている。
「もちろん“スポーツスターよりビッグツインに乗りたい”という方には買い替えをオススメしますが(笑)。“こんなカスタムしたい”という方にもいろんな提案をしています」
パーツの加工やワンオフのステー製作など柔軟に対応。経験と知識でユーザーの希望するカスタムが実現可能かを相談しながら製作していくという。
「お客様にとっては世界に1台だけの愛車。なるべく期待に応えたいんです」
熊本市の中心部より少し北にある国道3号線沿いにある『ハーレーダビッドソン熊本』は、広々とした2フロアのショールームを完備。新車はもちろん、ユーズドやカスタム車両もラインナップしている。純正のアクセサリーパーツや、アパレル、グッズのストックも豊富。親切で明るいスタッフがハーレーライフをサポートしてくれる。
ショップで開催されるイベントは2ヵ月に1度開催されるツーリングがオススメ。毎回好評で、2014年の1月に行なわれた初走りでは、なんと150台のハーレーが集結した。開催されるイベントなどの情報はスタッフブログでチェックできる。また、同店ではレンタルバイクもおこなっている。ハーレーの新車も多く用意されているので、本格的にいろいろなモデルに試乗してみたい人にオススメだ。
ハーレーダビッドソン熊本
住所/熊本県熊本市北区植木町鐙田1550-3
TEL/096-273-2700
FAX/096-273-0692
営業/9:00-19:00
定休/水曜、第3火曜
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