フェード対策にブレーキダクトを装着しYZF-R1で鈴鹿ツインサーキットを走行してきました。
才谷屋ファクトリーのブログ
まず、今年の2月頃にRC甲子園様からの依頼で
ブレーキダクトを製作していました。
アジア選手権のASB1000で走行している
YAMAHA Racing Team ASEANの車両2台のYZF-R1M
にブレーキダクトを装着したいという
ところから話が始まりました。
インターネットでは汎用のダクトはありますが、
ディスクローターに走行風を当てているタイプです。
製作したダクトはブレーキキャリパーに走行風を当てる
ダクトとなります。また、ダクトの後端は折り返しをつけて、
できるだけ内側のキャリパーにも走行風が当たる様に
製作いたしました。
*タイヤ交換やキャリパーのメンテナンス性は
少し面倒になります。
R1MとR1(スタンダード、レースベース車両、17~YZF-R6)では
フロントフォークが違うため、ダクトの裏側はそれぞれ
専用設計となっています。
*17~YZF-R6(BN6)にも取り付け可能
YZF-R1(スタンダード、レースベース車両)用の
ブレーキダクトは2週間ほど前に出来上がりまして、
フィッティング確認まで出来ておりましたが、
走行風を取り入れながら走行して不具合が無いかの
確認をしておきたかったので6月7日にラパラという
走行会が鈴鹿ツインサーキットで行われてたので行ってきました。
*いきなり300km/h近くでは無く初回は230km/h位でテストしたかった為
いつも行っている鈴鹿ツインサーキットでダクトが無い
状態では4~5周でレバーが入ってきて(フェードが起きて)
いました。
今回はブレーキパッドを新品にしていたので、1本目は
パッドの慣らしから始めました。
1本目の後半には当たりがでてきたので、
2本目からは通常のペースで走行しました。
結果から申し上げると、私KANATAの走らせ方では
フェードは出ませんでした。
また、235km/hまでしか試せていませんが、破損や
外れることもなく一日走行できました。
次はもう少しスピードの出せる岡山国際サーキットで
試したいと思います。
このダクトに関しては当社では販売いたしません。
RC甲子園様からのみ販売となります。
また、商品に関するお問い合わせもRC甲子園様まで
お願いいたします。
*ブレーキダクトの発売は7月初旬ごろになると思います。
8か月ぶりのYZF-R1だったのでベストタイムのコンマ5秒落ち
でのタイムしか出ませんでしたが、良いペースで周回できていたと思います。
カウル:EIGHT(才谷屋ファクトリー)
バックステップ:RC甲子園
マフラー:RC甲子園
アクスルスライダー:OVERレーシング
ラッピング:Factory-M
ブレーキローター:ブレンボ Tドライブ
ブレーキパッド:ブレンボ
ブレーキレバー:ZETA
オイル:ヤマルーブ
タイヤ:ピレリ ディアブロスーパーコルサV3 SC1
チェーン:DID 525サイズ
スプロケット:ISA
リアサスペンション:GEARS