満足している点
まず、ノーマルでの積載力は最強クラス。リアキャリアがとても大きいため、段ボール・米袋・液晶テレビなんでも乗せれます。フロントキャリアは籠になっていて適当に放り込めますし、フロントに積載を増やすことで前後の荷重バランスを変えることもできます。ハンドル右側にウィンカースイッチが付いているので、左手を使わずに運転することもでき、料金所では左手で財布を仕舞いながら加速できるのは少し便利だと思いますね。小回りも利くので狭い道に迷いこんでも転回して引き返すことも簡単です。スピードメーターケースについてるライトを手元灯として使えるのも他のカブにないメリットでしょうか。ヘッドライトのように明るすぎないので、地図をみたり、配達リストを確認するのにはかなり役立ちます。視認性の高いメーターもいいポイントです。脚付きは110クラスのカブでは一番のいいと思います。股下70強の自分ではどんな状況でも両足がべったり着くので安心できます。シート高さ自体も低いので、不整地を走っていても低重心で、脚付きの良さと軽さもあってとても安心感があります。そしてカブ全般に共通することですが、燃費
が良くて軽く、どんな道でも入って行ける気軽さももちろんありますね。
不満な点
まずウインカースイッチです。右にあって左右にスライドさせるタイプで、その上プッシュキャンセルがありません。ウインカースイッチを操作するきはアクセルを一定にしたままでないと無理です。アクセルを回しながら、ウインカーを点灯したり、消灯することができないのが不満点ですね。合流の場面では不満です。次にリアキャリアの後が跳ね上がっているところです。新聞配達のときにリアキャリアから新聞が落ちない目的でこのような形状になっています。が、これが色々と邪魔です。リアキャリアの大きさを超えるものを乗せると、干渉してしまいます。3つ目の点はオーバーハング事故を起こしやすい点です。フロントキャリアの前にヘッドライトが出っ張っているので、ヘッドライト周囲を回りにぶつけそうになることが多いです。ほかのバイクなら前輪が前にあるものにぶつからなければ、前にある障害物を避けて曲がることができます。カブプロの場合は、前輪はぶつからなくても、ヘッドライトがぶつかりそうになります。ほかのバイクから乗り換えた人だと、狭い場所での旋回での感覚に注意が必要でしょう。4つは目カブらしくない前からの見た目です。ここら辺は好き嫌いがわかれそうです。自分はカブっぽくないんだけど、嫌いにはなれないという感じです。私個人としては蒸気機関車で言えば9600形を見たときのような感じを受けます。5つ目は外見的に旅をしているという感じがしないところでしょうか。できるだけ積載を減らして神戸から九州まで走ったときに、誰一人として話しかけられなかったのですよ。同じことをクロスカブでやったら、そういう機会が何度があると思っています。荷物が少ないと外見上旅をしているように見えません。不満とはいえないですが、ちょっと寂しさあるところです。積載をしまくれば旅をしているという感じは出そうですが…。6つ目はヘルメットロックが小さすぎて、フルフェイスヘルメットをかけることが困難です。フルフェイスで乗ることを前提としていないから、こんなことになっているのだと思います。フルフェイスで乗るなら、別にフルフェイス対応のロックを付けるかした方がいいでしょう。
これから購入する人へのアドバイス
通勤通学や近距離ツーリング、積載量、ノーメンテでの耐久性を重視するなら、カブの中ではプロをお勧めします。逆に、主にツーリング用途で、遠距離、未舗装路を走るのならクロスカブ・ハンターカブの方がいいと思います。ハンドル形状やシート高などは、彼らの方が、カブプロよりもツーリング用途に向いています。ノーマルのスーパーカブはその中間といったところでしょうか。
投稿者:みのて