ホンダ | HONDA ライブディオZX | Live Dio ZX
1994年に登場した新型ディオ(ライブディオ)は、88年から続くディオシリーズの3世代目となる原付1種スクーターだった。そのライブディオに用意された3タイプの中で、最もスポーツ性が高かったのが、ディオZX(ライブディオZX)。49ccの空冷2ストエンジンは、当時の原付1種クラスの自主規制値いっぱいの7.2psを発揮。リッター換算で146psにもなるハイパワーユニットで、油圧ディスク式のフロントブレーキや、くさび状(ウェッジシェイプ)のスポーティなフォルムもあいまって、若いライダー層にとって憧れのスクーターとなった。ZXの読みかたについては、登場時のメーカーリリースによれば「ジーエックス」とルビがふられていたが、メインターゲットとなった若いライダーからは「ゼックス」と呼ばれることが多かった。96年12月発売のモデルでマイナーチェンジを受け、タンク容量を6リッターに拡大。98年にはホンダの50周年を記念する限定モデルが、2000年にはスケルトンカラーが設定される(iMac G3の影響?)などしながらモデルライフを重ね、2001年3月のマイナーチェンジ(キーシャッター装備など)のあとのカラーチェンジ(9月)を最後に、モデルライフを終えた。2000年代は、原付スクーターでも4スト化が進んでおり、ディオシリーズにも、水冷4ストエンジン搭載のスマートディオ(2001年3月)が登場していた。スマートディオのスポーティルックなモデルとしては、2002年にディオZ4(ズィーフォー)が設定された。ちなみに、「ディオ」の車名は、ギリシア神話における全知全能の神・ゼウスの双子の息子(dioskuroi)に由来した。
買取相場表のデータは、バイクブロス買取一括査定を利用してくださった方が答えて頂いたアンケートを元に構成しております。