ホンダ | HONDA トランザルプ400V | TRANSALP 400V

車輌プロフィール

トランザルプ400Vが発売されたのは、1991年10月のこと。87年に登場し、日本でも300台限定で販売されたトランザルプ600Vの400cc(中型二輪免許)モデルという位置づけだった。そのため、モデルの性格もトランザルプ600V同様で、「アルプス越え」の意味で名付けられたトランザルプ(トランス・アルプス)は、市街地から高速道路、峠道、未舗装路までも走り抜けるオールラウンドなスポーツバイクだった。搭載されたエンジンは、排気量398ccの水冷4ストV型2気筒OHC3バルブ・ツインプラグユニットで、スティード400ゆずりのNC25E型。ミッションは5段変速、ブレーキは前後とも油圧ディスク式を採用。サスペンションストロークは長めで、前が200ミリ、後ろが190ミリもあった。1994年にはマイナーチェンジを受け、アッパーカウルやヘッドライトの形状が変更された。

ホンダ TRANSALP 400Vのユーザーレビュー・写真
 
ツーリングに最適

満足している点

AT車かと思うほどのフラットトルク。超低速からでも3速固定でスイスイ走れます。
フラットなシートと頑丈なキャリアでのとてつもない積載性。
確実に大型と間違えられるほどの巨大な車格。BMWのGSと並んでも同格の大きさです。(弱点にもなりますが...)
シートの幅や硬さが絶妙で200km程度なら休憩なしで走っても尻が痛くなりません。
シートだけじゃなくポジションもバランスがいいので全然疲れません。ツーリングでもトイレ以外は休憩の必要がないくらい。
販売期間中の総販売台数が1413台と非常に希少、知ってる人も少ないため所有欲の満足度は抜群です(笑)
希少車な割にエンジンは販売台数の多いスティードと同じなので意外と動力系パーツには困りません。

不満な点

オフ車にしては重い。林道のUターンとかは怖いです。
フレームの剛性が弱いのか激しく走ってるとヨレます。
スティードのエンジンなんでパワーが全然ありません。
サイズが特殊なのでタイヤの選択肢が異常に少ない。
外品パーツはほぼ皆無。
バッテリーが開放式で弱い。
デカ過ぎてキッチリと合うバイクカバーがないこと。

これから購入する人へのアドバイス

電装系の初期トラブルが改良されていない可能性があるので、初期型は買わない方がいいでしょう。(VR以降を推奨)
バッテリーは開放式です。冬場とか乗らない時期が長い人は充電器を持ってないと不安です。(ちなみに密閉式に変更は不可能)
中古車は未だに人気のあるヨーロッパに流れていて国内では探すのが非常に難しいです。本当に乗りたい人は見付けた時点で確保しておくべきでしょうね。
フロントフォークはカバーが付いてるタイプなので購入前にオイル漏れがないか確認しておいた方が無難。

総合評価: 5
年式:1994年  燃費:一般道:21.0km/L  高速道:24.0km/L
投稿者:schtein
投稿日:2017-02-03 14:17:12