ホンダ | HONDA CRF250R

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

CRF250Rは、2004年モデルで新登場したホンダの250ccクラス4ストエンジン搭載モトクロス競技専用車。環境問題の影響で、モトクロスレースにも4スト化が進む中での登場だった。2ストと4ストの排気量比は、構造上、1:2になるため、2ストのCR125Rが参戦するクラスへの参加が可能。排気量249.4ccの水冷単気筒OHC4バルブエンジンをアルミツインチューブのフレームに搭載し、5段リターン式ミッションを組み合わせた。レーサーモデルということで、毎年のように仕様変更を受けており、主なものとして、デュアルマフラーの装備(2006年モデル)、フューエルインジェクションの装備(2010年モデル)、DOHCエンジンの採用(2018年モデル)、1本出しマフラーへの回帰(2022年モデル)があった。フルモデルチェンジは、2010年、2014年、2018年、2022年の各イヤーモデル。2025年モデルではメインフレームの70%が新規設計となり、リアフレームとの剛性バランスが最適化されるなどの変更を受けるとともに、Hondaセレクタブルトルク コントロール(トラクションコントロール)を搭載した。派生モデルとして、エンデューロレース仕様も登場。CRF250X(2010-2014年)、CRF250RX(2018年-)が該当した(それぞれ別項)。※CRF250Rは競技専用車であり、ナンバーを取得して公道を走行することはできない。

2005年 CRF250R エクストリームレッド(カタログメイン)エクストリームレッド
2005年 CRF250Rエクストリームレッド
マイナーチェンジ
2005年モデル
ホンダ CRF250R

エンジンは、吸気ポートの形状変更、エキパイの長伸化により、低中速域の出力向上をはかった。車体側では、リアハブをアルミダイキャストにするなどの軽量化(バネ下重量を軽く)がはかられた。

基本スペック

タイプグレード名 CRF250R
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 ME10
発売年 2004
発売月 8
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2172
全幅 (mm) 827
全高 (mm) 1277
ホイールベース (mm) 1479
最低地上高(mm) 361
シート高 (mm) 965
乾燥重量 (kg) 92.7
乗車定員(名) 1
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 249.4
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 78
行程(ピストンストローク)(mm) 52.2
圧縮比(:1) 12.9
最高出力(kW) 31.4
最高出力(PS) 42.9
最高出力回転数(rpm) 11000
最大トルク(N・m) 29.1
最大トルク(kgf・m) 2.97
最大トルク回転数(rpm) 8500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 FCR(φ37mm)
燃料タンク容量 (L) 7.3
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 R0409B-8
点火プラグ必要本数・合計 1
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.166
2次減速比 3.923
変速比 1速 2.142/2速 1.750/3速 1.450/4速 1.227/5速 1.041
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 13
スプロケット歯数・後 49
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 116
フレーム型式 アルミツインチューブ
キャスター角 27°50´
トレール量 (mm) 123
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 80/100-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 51
タイヤ(前)速度記号 M
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 100/90-19
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 57
タイヤ(後)速度記号 M
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.6
ホイールリム幅(後) 1.85