ホンダ | HONDA CR125R

車輌プロフィール

CR125Rは、ホンダの2ストエンジン搭載のモトクロス競技専用モデル。1979年モデルから、2005年モデルまで継続してラインナップされた。125ccクラスの2スト単気筒エンジンを搭載しているところは一貫しているが、毎年のように仕様変更を受け続け、パフォーマンスを向上させていった。その中には、空冷だったエンジンの水冷化(1981年モデル)、フロントにディスクブレーキを採用(84年モデル)、リアもディスクブレーキ化(87年モデル)、倒立フォーク(90年モデル)、アルミツインチューブフレーム採用と5速ミッション化(98年モデル)など数々のトピックスが存在した。前身モデルは、エルシノアCR125M(1970年-)で、後継モデルは、CRF250R(2004年-)。CRF250Rは4スト250ccながら、モトクロスレースの出場規則上では、2スト125ccと同クラスにあたるので、後継モデルとして差し支えなかった。※CR125Rは競技専用車であり、ナンバーを取得して公道を走行することはできない。

1983年 CR125R (カタログメイン)
1983年 CR125R
マイナーチェンジ
1983年モデル
ホンダ CR125R

リアダンバーには、押し側だけでなく引き側の減衰力調整機構を設けた。クラッチのディスク径を大きくしたなどによって、半クラッチ時の耐久性が向上した。

基本スペック

タイプグレード名 CR125R
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
発売年 1982
発売月 10
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2120
全幅 (mm) 845
全高 (mm) 1190
ホイールベース (mm) 1440
最低地上高(mm) 340
シート高 (mm) 910
乾燥重量 (kg) 86.5
乗車定員(名) 1
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 122
2スト・吸気形式 リードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 55.5
行程(ピストンストローク)(mm) 50.7
圧縮比(:1) 8.6
最高出力(PS) 31.5
最高出力回転数(rpm) 11000
最大トルク(kgf・m) 2.07
最大トルク回転数(rpm) 10500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 6.5
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
エンジン潤滑方式 混合給油(2スト)
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.294
2次減速比 3.923
変速比 1速 2.416/2速 2.000/3速 1.555/4速 1.300/5速 1.136/6速 1.000
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 62°20'
トレール量 (mm) 108
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 90/80-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 130/80-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ