ホンダ | HONDA ベンリィCB50 | BENLY CB50

車輌プロフィール

ベンリィCB50は、ホンダのスーパースポーツシリーズだった「CB」の名を冠した50ccモデルとして、1971年5月に発売された。エンジンは空理4スト単気筒OHCユニット。ホンダの50cc4ストといえば、スーパーカブやモンキーに用いられた「横型」が知られるが、ベンリィCB50用は、「直立」した別系統の新エンジン。ダイヤモンド型のパイプフレームに搭載された様からは、いかにもスーパースポーツのCBらしさが感じられた。タコメーターが備わったのも、ホンダ50ccモデル初のこと。ヘルメットホルダーが標準装備されたのは、CB500に続く2モデル目だった(発売当時、ホンダオリジナルヘルメットのプレゼントキャンペーンも行われた)。5段リターン式ミッションを装備。ブレーキは前後ともドラム式(リーディングトレーリング)を採用。ベンリィCB50に搭載された直立エンジンは、21世紀に登場するエイプ50やXR50モタードにも用いられた。

1973年 BENLY CB50 (カタログメイン)
1973年 BENLY CB50
マイナーチェンジ
1973年モデル
ホンダ BENLY CB50

前輪に機械式ディスクブレーキを採用したベンリィCB50JXの登場を機に、ベンリィCB50のタンク形状が変更された。

基本スペック

タイプグレード名 BENLY CB50
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 CB50E
発売年 1973
発売月 5
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1780
全幅 (mm) 670
全高 (mm) 980
ホイールベース (mm) 1180
最低地上高(mm) 160
車両重量 (kg) 74
最小回転半径(m) 1.9
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 85.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 42
行程(ピストンストローク)(mm) 35.6
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(PS) 6
最高出力回転数(rpm) 10500
最大トルク(kgf・m) 0.41
最大トルク回転数(rpm) 8500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PW18
燃料タンク容量 (L) 7
満タン時航続距離(概算・参考値) 595.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 マグネット式
点火プラグ必要本数・合計 1
バッテリー容量 6V-2Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 0.9
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.437
2次減速比 3.153
変速比 1速 3.083/2速 1.882/3速 1.400/4速 1.130/5速 0.960
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 63°00′
トレール量 (mm) 75
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 2.50-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 2.50-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.4
ホイールリム幅(後) 1.4
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.80
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.00
ヘッドライト定格(Hi) 15W/15W
テールライト定格(制動/尾灯) 10W/3W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計