ホンダ | HONDA ラクーン | RACOON

車輌プロフィール

1980年3月に発売されたラクーンは、プルバックハンドルと大きなシートを持つ、独特なスタイルの原付1種として発売された。たしかに特徴的な構成ではあるが、よく見ると、アメリカンクルーザーのようなスタイルに近く、後に登場するジャズ(1986年)の先がけともいえるモデルだった。但し、ジャズはカブ系の4スト50ccエンジンだったのに対し、ラクーンは、MB50系の空冷2ストエンジンを搭載。6psの最高出力を発揮して、どこかファニーな見た目のラクーンに、軽快なスポーツライディングをもたらしていた。また、タコメーターとリアキャリアも標準装備していた。シート高は700mmと低く、気負わずにゆったりと乗れるポジションのラクーンだったが(そんなところから、「楽」がモデル名になった)、モデルチェンジを受けることなく生産終了。※1995年には、再び「ラクーン」のモデル名がホンダの二輪車に用いられた。90年代から2000年代にかけてラインナップされたラクーンは、電動アシスト自転車だった。

1980年 RACOON (カタログメイン)
1980年 RACOON
新登場
1980年モデル
ホンダ RACOON

49ccの空冷2スト単気筒エンジンをバックボーンフレームに搭載。5速ミッション、角形ヘッドライト、フロント17インチ/リア14インチホイールを採用。燃料タンク容量は、5.5リッターだった。

基本スペック

タイプグレード名 RACOON
モデルチェンジ区分 新登場
型式 AD02
発売年 1980
発売月 3
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1845
全幅 (mm) 760
全高 (mm) 1040
ホイールベース (mm) 1210
最低地上高(mm) 170
シート高 (mm) 700
乾燥重量 (kg) 75
車両重量 (kg) 82
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 65.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 AD02E
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 39
行程(ピストンストローク)(mm) 41.4
圧縮比(:1) 7.6
最高出力(PS) 6
最高出力回転数(rpm) 7000
最大トルク(kgf・m) 0.62
最大トルク回転数(rpm) 6500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 5.5
満タン時航続距離(概算・参考値) 357.5
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 B8HS
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 6N2-2A-8
バッテリー容量 6V-2Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 2.10
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.117
2次減速比 2.923
変速比 1速 3.083/2速 1.882/3速 1.400/4速 1.130/5速 0.960
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 バックボーン
キャスター角 27°
トレール量 (mm) 75
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 2.50-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(後) 3.00-14
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
ホイールリム幅(前) 1.4
ホイールリム幅(後) 1.6
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.75
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.00
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 17W/5.3W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計
車両装備:キャリア