満足している点
ほかの人が乗っているワルキューレとすれ違ったとき、横に張り出したエンジン+エンジンガードの違和感にビックリ。 変わったもの好きで目立ちたがりなので、自分もこんな感じで走っているのかと思ってちょっとニンマリしてしまいました。
全体的なデザインはシャドウなんかとも共通の水平基調シルエットですが、エンジンから曲線的に生えるマフラーは肋骨のようでもあり、ついつい見とれる美しさ。 GLシリーズの中でも1,500ccワルキューレだけの特徴です。
300kgを楽に超える巨体も、大排気量ならではの太いトルクのおかげで、一般道でも高速道でもエンジン回転をそれほど上げる必要がありません。 水平対向6気筒エンジンは極めてスムーズで、重さからくる安定感もあり、長距離の疲れ方が前車のシャドウファントム(750cc,V型2気筒)とは段違い。 重心が低いからかクランク軸が縦置きだからか、ホイールベースの長さのわりに、フロントタイヤの太さのわりに、ワインディングもけっこう素直に曲がってくれます。 もちろんメガクルーザーにしては、の話。
さらに、力があって車重もあるので、後ろに奥さんを載せてもドライブフィールがそれほど大きく変わらなかったのは予想外のメリットでした。
不満な点
シート高は 740mm(後期型は 745mm)と決して高くはないけど幅があるので、足短めの身長 173cmが普通に座った状態から足を下ろしても、カカトが接地しない。 でもって装備重量が 343kgあるので、跨って取り廻すのはけっこう大変。 重さは走行時の安定感につながるから欠点とも言い切れないけど、純正シートがもう少し足つきの良い形なら嬉しかった。
燃費が悪いのは6気筒だから? 20Lのタンクを満タンにしても航続距離はせいぜい 350kmといったところで、延々とガソリンスタンドのない北海道の田舎を走るには心もとない。
これから購入する人へのアドバイス
上に述べたような“不満な点”も、その不便を楽しんでいる気がします。 クルーザー好きなら、とにかく所有欲を満たしてくれるバイクじゃないでしょうか。 ただし、50歳代かそれ以上くらいのオジサンに、不思議なくらい『どこのバイク?』と声をかけられます。 知らない人とのコミュニケーションが好きな人には楽しいでしょうが、孤独を求める人は避けたほうがいいかもしれません。
投稿者:KAPAPA