13,270km
ホンダ | HONDA ワルキューレ | Valkyrie
1996年に発売されたワルキューレは、マグナやスティード、シャドウといったホンダのアメリカンモデルのフラッグシップとして登場した。生産は米国のホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリング(HAM)で行われ、日本へ輸入するというかたちだった。この、「キング・オブ・アメリカンカスタム」に搭載されたのは、水冷4スト水平対向6気筒OHCエンジンで、ゴールドウイング(GL1500SE)のものが用いられた。スタイリングは、1940~50年代ごろのアメリカ製クラシックカーが持つような重厚かつ華麗なスタイルをモチーフにしたもので、そこにホッドロッドレースカスタムの要素が追加されたものだった。マフラーは左右2本出しのようにみえるが、実際は6気筒の6本の排気管は連結しない、6into6を採用し、1気筒ごとの鼓動が感じられるものだった。1999年モデルでは後退機構(リバースシステム)を採用するとともに、大型スクリーンなどを装備したワルキューレツアラーが追加された(バイクブロスでは別車種扱い)。なお、ワルキューレ(Valkyrie)とは、古い北欧の神話に登場する女性神のこと。英語読みではバルキリーとなる。
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