ホンダ | HONDA DJ-1RR | DJ・1RR

車輌プロフィール

DJ・1Rが、フルモデルチェンジするかたちで、1988年2月に発売されたのが、DJ・1RRだった。スポーツスクーターとしての性能を向上させるために、新設計のシリンダーを採用して、掃気効率を改善させたことなどによって、空冷2スト単気筒エンジンの出力を、6.0psから6.8psにアップ。また、ロングストローク化によって、トルク特性と加速力も良くなっていた。フロントサスペンションには、左側に減衰特性が優れた油圧式ダンパーを内蔵し、前輪のドラム式ブレーキには、フィン付きの大径サイズ(95mm)が用いられていた。なお、DJ・1RRの「RR」は「ダブルアール」と呼ぶのが正式。DJ・1シリーズは、このダブルアールを最後に幕を下ろした。※なお、正式な車名表記は「DJ・1RR」ながら、Jと1の間が中黒(・)ではなくハイフン(-)で繋がれることがあるため、ここでは併記した。

1988年 DJ・1RR ホワイト(カタログメイン)ホワイト
1988年 DJ・1RRホワイト 1988年 DJ・1RRブラック
新登場
1988年モデル
ホンダ DJ・1RR

DJ・1Rの後継モデルとして登場した。カラーは、白赤のツートーンとブラックをラインナップ。発売された1988年は、赤白マルボロカラーのマクラーレン・ホンダがF1世界選手権を席捲(16戦中15勝)したシーズン。言われずともマルボロカラーに見えていた。

基本スペック

タイプグレード名 DJ・1RR
モデルチェンジ区分 新登場
型式 A-AF19
発売年 1988
発売月 2
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1630
全幅 (mm) 625
全高 (mm) 1015
ホイールベース (mm) 1160
最低地上高(mm) 100
シート高 (mm) 710
乾燥重量 (kg) 56
車両重量 (kg) 60
最小回転半径(m) 1.8
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 64.3
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 AF18E
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
内径(シリンダーボア)(mm) 39
行程(ピストンストローク)(mm) 41.4
圧縮比(:1) 7.3
最高出力(PS) 6.8
最高出力回転数(rpm) 7000
最大トルク(kgf・m) 0.73
最大トルク回転数(rpm) 6500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PA31
燃料タンク容量 (L) 3
満タン時航続距離(概算・参考値) 192.9
エンジン始動方式 セルフ・キック 併用式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 BPR7HS
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 YT4L-BS
バッテリー容量 12V-3Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 0.80
クラッチ形式 乾式・多板・遠心
変速機形式 Vベルト式・無段変速
フレーム型式 アンダボーン
キャスター角 26°50′
トレール量 (mm) 77
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) ユニットスイング式
タイヤ(前) 80/90-10
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 34
タイヤ(前)速度記号 J
タイヤ(後) 80/90-10
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 34
タイヤ(後)速度記号 J
ホイールリム幅(前) 1.85
ホイールリム幅(後) 1.85
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.25
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.75
スピードメーター表示形式 アナログ
車両装備:センタースタンド