ホンダ | HONDA GB500TT
先行して発売されたGB250クラブマン(1983年)に続き、大排気量の単気筒エンジンを搭載したトラディショナルなレーサースタイルで、1985年8月に登場したのが、GB500TTだ。一般にGB500TTと表記されるが、正しくは「.」付きのGB500T.T.であり、車名として正しいのは、GB500ツーリスト・トロフィーである。ツーリスト・トロフィーは、英国領マン島に始まった伝統のレースに由来する。この前月には、兄弟モデルのGB400TTが発売されており、500cc版はそれを追いかけてのデビューだった(発表は同じ1985年6月)。GB400TTは特別仕様やマイナーチェンジを受けるが、GB500TTは、初期モデルがそのまま最終モデルとなった。