ホンダ | HONDA ゴールドウイングF6B | GOLDWING F6B
ゴールドウイングをホンダ自身がカスタマイズしたモデルとして、2013年2月に発売されたのが、ゴールドウイングF6Bだった。F6は、水平対向6気筒エンジン(フラット6)を示し、Bは「バガースタイル」を表していた。バガーを正確に定義することは困難だが、ざっくり言えば「ツアラーモデルのトップケースを外して、リア下がりのラインを持たせた、若者向けのオシャレカスタム」といったところ。ゴールドウイングの装備が豪華になり、重厚なコンチネンタルツアラーとなっていったことに対し、ユーザーのすそ野を広げるという目的もあった。エンジンやミッションなど、基本的な構成はゴールドウイングと同一で、F6Bでは、フロントスクリーンをショートタイプに変更し、トップボックスを取り除いていた。また、バッセンジャー用のグラブレールとテールランプは、F6B独自のものとなっていた。2014年12月発売の2015年モデルでマイナーチェンジを受け、電動リバースシステムを搭載。マフラーも新開発のものとなり、エンジンの出力も向上した。その後、平成28年排出ガス規制の継続生産車への適用(2017年9月)を前にカタログ落ちしたが、ゴールドウイングF6Bが担ったバガースタイルの役回りは、2018年に行なわれたゴールドウイングのモデルチェンジとともに、トップボックスを装備しなくなった「素の」ゴールドウイングが引き受けることになった。
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