ホンダ | HONDA MBX50F

車輌プロフィール

MBX50(1982年・84年)の発展的モデルとして、1985年11月に発売された原付ロードスポーツ、それがMBX50Fだった。エンジンは、マイナーチェンジ後のMBX50(1984年)と同じ水冷式のAC08E型ながら、最高出力を5.6psから7.2psに高出力化。ミッションは、MBX50初期型(1982年)同様の6速ミッションになっていた。また、新たにヘッドライトカウル(ミニカウル・ビキニカウル)を装備。スポーツバイクらしいルックスが強調された。フロントブレーキには、ホンダ独自のデュアルピストンキャリパーを備えた油圧式ディスクブレーキを採用。リアサスはMBX50から引き続きプロリンク式だった。MBX50は比較的短命なモデルとなり、1年3か月後の87年2月には、同じAC08E型エンジン搭載のNS50Fエアロが登場した。

1985年 MBX50F ブラック/ホワイト(カタログメイン)ブラック/ホワイト
1985年 MBX50Fブラック/ホワイト
新登場
1985年モデル
ホンダ MBX50F

49cc水冷2スト単気筒エンジンの出力は、7.2ps。ミッションは6段リターン式で、フロントディスクブレーキ。MBX50のマイナーチェンジ後モデルの装備を継承した進化版に、ミニカウルを備えたのが、MBX50Fだった。「MBX」を名乗る最後のモデルだった。

基本スペック

タイプグレード名 MBX50F
モデルチェンジ区分 新登場
型式 A-AC08
発売年 1985
発売月 11
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1920
全幅 (mm) 675
全高 (mm) 1105
ホイールベース (mm) 1255
最低地上高(mm) 170
シート高 (mm) 770
乾燥重量 (kg) 82
車両重量 (kg) 94
最小回転半径(m) 2.0
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 65.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 AC08E
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 49
内径(シリンダーボア)(mm) 39
行程(ピストンストローク)(mm) 41.4
圧縮比(:1) 7.3
最高出力(PS) 7.2
最高出力回転数(rpm) 8500
最大トルク(kgf・m) 0.65
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PF16
燃料タンク容量 (L) 11
満タン時航続距離(概算・参考値) 715.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 B8ES
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 YB3L-A
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.20
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.117
2次減速比 3.071
変速比 1速 3.545/2速 2.333/3速 1.722/4速 1.380/5速 1.173/6速 1.041
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 12
スプロケット歯数・後 45
チェーンサイズ 420
標準チェーンリンク数 118
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 26゜30′
トレール量 (mm) 72
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 2.50-18
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(後) 2.75-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計