ホンダ | HONDA MT50

車輌プロフィール

MT50は、ホンダ初の50ccロードスポーツ車として1979年4月に発売されたMB50をベースにした、オン・オフ兼用モデル。発売は、MB50に遅れること2か月の1979年6月だった。吊鐘型燃焼室を持つ空冷2スト単気筒エンジンや、X型バックボーンフレームなどを受け継ぎながら、前19インチ、後ろ16インチの大径ホイール、前135mm、後ろ120mmのストロークを持つサスペンション、不整地走行に適したバー付きハンドルなどを装備して、オフロード走行も十分に楽しめた。MT50に発したホンダの2スト・50ccオフロードモデルは、MTX50(1982年)、MTX50R(1983年)を経て、モトクロスレーサーをイメージさせたCRM50へと到達(1988年)した。

1979年 MT50 (カタログメイン)
1979年 MT50 1979年 MT50
新登場
1979年モデル
ホンダ MT50

49ccの空冷2スト単気筒エンジンは、6.5psを発生。始動はキック式のみで、ミッションは5段リターン式。ブレーキは、前後ともリーディング・トレーリングのドラム式だった。

基本スペック

タイプグレード名 MT50
モデルチェンジ区分 新登場
型式 AD01
発売年 1979
発売月 6
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1905
全幅 (mm) 780
全高 (mm) 1055
ホイールベース (mm) 1240
最低地上高(mm) 220
乾燥重量 (kg) 79
車両重量 (kg) 86
最小回転半径(m) 1.9
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 65.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 AD01E
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 39
行程(ピストンストローク)(mm) 41.4
圧縮比(:1) 8.2
最高出力(PS) 6.5
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 0.58
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 6.8
満タン時航続距離(概算・参考値) 442.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 B8HS
点火プラグ必要本数・合計 1
バッテリー容量 6V-2Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.50
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.117
2次減速比 3.230
変速比 1速 3.083/2速 1.882/3速 1.400/4速 1.130/5速 0.960
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 バックボーン
キャスター角 27°30′
トレール量 (mm) 90
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 2.50-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 3.00-16
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.4
ホイールリム幅(後) 1.6
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.50
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.50
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 17W/5.3W
スピードメーター表示形式 アナログ