満足している点
NRといえばRC30が新車で買えてしまうほどのコストのかかったエンジン、1kg200万円(=4台分)もする蛍光レッドの塗装、職人の手で1台ずつ手張りされるカーボン地のカウル&手曲げのスクリーンなどなど話題に事欠きません。しかしそんな話題もさることながら、実際に乗ってみると開発者の山中LPL曰く、市販車の中で最も加速Gの長く続くエンジン特性、さらにゼロ・リフトを実現したカウル形状とこれまたワークスマシンと同じ仕様で職人の手作りで制作されるツイン・チューブフレームの生み出す驚くほどの高速安定性に舌を巻きます。250km/hを超える高速走行(フル・パワー仕様)がまるで氷の上を滑るがごとく素晴らしい直進安定性を見せます。エンジンばかりでなくこの操縦安定性に500万円払う価値はあると思います。
不満な点
難点は、前輪が130/16というけったいなサイズのおかげでバイクはコーナーでよく寝ますが、ハイグリップタイヤがはけないこと、250kgになる車両重量(カウルを外すととんでもない艤装に驚きますが・・・)のためにワインディングではかなり体力が必要です。
パーツがないという話も聞きますが、なけりゃないで作らせれば良いわけで、オーナーとして心配はないです。
これから購入する人へのアドバイス
市販車はバブルのあだ花などと揶揄され、台数も出てないし、レーサーのNRも含めてHONDAのバイクとしては不遇な運命をたどるバイクですがこれからも一生のパートナーとしてに大切に乗ります。
投稿者:sekitoba40