ホンダ | HONDA NX125

車輌プロフィール

1988年3月に発売されたNX125は、オフロードバイクをベースに、カウル付きのロードスポーツ風のエッセンスを加えたモデルで、登場から10年以上後に、「マルチパーパス」や「アドベンチャー」と呼ばれるスタイルを先取りしたかのようだった。全体の雰囲気は、87年末に発売されていたAX-1に近似しており、名称は異なるが実質上の兄弟モデルと言えた。NX125に搭載されたのは、124ccの空冷4スト単気筒OHCエンジンで、4ストならではの耐久性と経済性が魅力だった。始動方式はキック式なし、セルフスターターのみで、日常での使い勝手を重視しているところが見てとれた。登場後、仕様変更などを受けることはなかった。

1988年 NX125 ホワイト(カタログメイン)ホワイト
1988年 NX125ホワイト
新登場
1988年モデル
ホンダ NX125

角型のヘッドライトを装備したところは、姉妹モデルのAX-1とは異なるところ(AX-1は丸目2眼)。このヘッドライトとカウル、メーターはフレームにマウントされ、ハンドリングの軽快さに寄与していた。ホイール径は、前21インチ、後ろ18インチで、オフロードバイクのフルサイズ。前輪はディスクブレーキが採用され、スキッドプレート(アンダーガード)やリアキャリアを標準装備していた。

基本スペック

タイプグレード名 NX125
モデルチェンジ区分 新登場
型式 JD09
発売年 1988
発売月 3
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2015
全幅 (mm) 820
全高 (mm) 1150
ホイールベース (mm) 1325
最低地上高(mm) 275
シート高 (mm) 820
乾燥重量 (kg) 110
車両重量 (kg) 118
最小回転半径(m) 2.1
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 60.7
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 JD09E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 124
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 56.5
行程(ピストンストローク)(mm) 49.5
圧縮比(:1) 9.4
最高出力(PS) 12
最高出力回転数(rpm) 9000
最大トルク(kgf・m) 1
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PD52
燃料タンク容量 (L) 8.5
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 515.9
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 DR8EA
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 YTX7L-BS
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.1
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.333
2次減速比 3.733
変速比 1速 2.769/2速 1.722/3速 1.227/4速 0.960/5速 0.777
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 56
チェーンサイズ 428
標準チェーンリンク数 130
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 26°00′
トレール量 (mm) 105
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 2.75-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 4.10-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
スピードメーター表示形式 アナログ