ホンダ | HONDA VTR1000SP-2

車輌プロフィール

スーパーバイク世界選手権(SBK)用ワークスレーサーのVTR1000SPWをベースに公道仕様を設定する方法で登場したVTR1000SP-1を引き継いだのが、2002年モデルからのVTR1000SP-2であった。SP-1からSP-2への進化は、レーサーらしく細かな部分が多いが、見た目でのちがいは(数字を除けば)、少し高くなったフロントスクリーン(約3cm)や、小型化されたウインカー、スイングアームの形状ぐらいだった。とはいえ、インジェクションのボディ径をレーサーSPW並みのφ62mmに拡大したことや、キャスター/トレールが変更されたことなどのほうが、SP-2を進化版たらしめたことは言うまでもない。なお、SBKのレギュレーションが変わり、2004年からは4気筒でも1,000ccが可能となったため、ワークスマシンのベースはCBR1000RRへと移行した。なお、RC51という名称で呼ばれることがあるが、それは通称で、ホンダでの型式名はSC45である。

2005年 VTR1000SP-2 (カタログメイン)
2005年 VTR1000SP-2
2005年モデル
ホンダ VTR1000SP-2

基本スペック

タイプグレード名 VTR1000SP-2
型式 SC45
仕向け・仕様 海外向けモデル
全長 (mm) 2025
全幅 (mm) 725
全高 (mm) 1120
ホイールベース (mm) 1409
シート高 (mm) 820
乾燥重量 (kg) 194
車両重量 (kg) 218
乗車定員(名) 1
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 999
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 100
行程(ピストンストローク)(mm) 63.6
圧縮比(:1) 10.8
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 18
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火プラグ標準搭載・型式 IFR9H11
変速機形式 リターン式・6段変速
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 16
スプロケット歯数・後 40
チェーンサイズ 530
標準チェーンリンク数 106
キャスター角 23°30′
トレール量 (mm) 95
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 190/50ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス