ホンダ | HONDA VT250Z

車輌プロフィール

VT250Zは、VT250Fのカウルレス・バリエーションモデルとして、1984年9月に発売された。84年2月には、VT250Fがフルモデルチェンジを受けていたので、VT250Zは、その2代目モデルがベースで、実際に、ハーフカウルがなく、丸目ヘッドライトを装備していたこと以外の仕様は同一だった。その概要は、排気量248ccの水冷4ストV型2気筒DOHC4バルブエンジン(MC08E)を角型断面のダブルクレードルフレームに搭載し、フロントブレーキにインボードディスク式(ブレーキディスクがケースに収められている)、リアサスにプロリンク式(プログレッシブ・リンク)を採用したところなど。1987年4月には、後継モデルとしてVTZ250が発売された。Zの位置が末尾から移動しただけで、スタイルもそっくりではあったが、フロントブレーキが、ディスクむき出しタイプ(結局それが主流になった)になったという明確な差異があった。

1984年 VT250Z (カタログメイン)
1984年 VT250Z 1984年 VT250Z
新登場
1984年モデル
ホンダ VT250Z

2代目のVT250F(1982年-)をベースにしたカウルレスバージョンとして登場した。そのため、型式はMC08で共通。型式が同じということは、車両の仕様も共通ということだった。1987年には、VTZ250(MC15)に進化した。

基本スペック

タイプグレード名 VT250Z
モデルチェンジ区分 新登場
型式 MC08
発売年 1984
発売月 9
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2015
全幅 (mm) 730
全高 (mm) 1050
ホイールベース (mm) 1385
最低地上高(mm) 140
シート高 (mm) 765
乾燥重量 (kg) 152
車両重量 (kg) 167
最小回転半径(m) 2.7
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 45.0
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 MC08E
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 248
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 60
行程(ピストンストローク)(mm) 44
圧縮比(:1) 11
最高出力(PS) 40
最高出力回転数(rpm) 12500
最大トルク(kgf・m) 2.3
最大トルク回転数(rpm) 11000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 VD6
燃料タンク容量 (L) 14
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 630.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 DP8EA-9
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YB9-B
バッテリー容量 12V-9Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 2.5
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 1.9
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 2.0
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
1次減速比 2.821
2次減速比 3.214
変速比 1速 2.562/2速 1.850/3速 1.478/4速 1.240/5速 1.074/6速 0.965
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 14
スプロケット歯数・後 45
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 104
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 26°20′
トレール量 (mm) 97
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 100/90-16
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 54
タイヤ(前)速度記号 S
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 110/90-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 60
タイヤ(後)速度記号 S
タイヤ(後)タイプ チューブレス
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.25
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.80
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計
車両装備:センタースタンド