ホンダ | HONDA XL125R

車輌プロフィール

1982年に発売されたXL125Rは、リアサスペンションにホンダ独自の「プロリンクサス」を採用したオフロードバイク。プロリンクとは、路面からの入力をプログレッシブ(漸増的)なクッション性能で受け止めるシステムで、多くのモデルに採用されていた。フロントサスは、エアアシスト付きの低フリクション(摩擦ロスが少ない)タイプで、オフロード走行のレベルは、前身モデル(XL125S)から大きく向上させられていた。エンジンは、XL125(1975年)、XL125S(1978年)と同系の空冷4スト単気筒OHC124ccエンジンで、XL125Rからは、エアクリーナー容量のアップなどにより、中・低速域での出力特性が良くなっていた。また、電装系はこれまでの6Vから12V化された。メーターバイザーの採用、タンク形状の変更、サイドカバーのスリム化なども図られた。1985年にはマイナーチェンジを受け、角目ヘッドライトを採用し、シート後ろにリアバッグが装備された。1983年には、派生モデルとしてXL125Rパリダカールも設定された(別項)。

1985年 XL125R (カタログメイン)
1985年 XL125R 1985年 XL125R
マイナーチェンジ
1985年モデル
ホンダ XL125R

角型ヘッドライト(35/36.5Wのハロゲン)と幅広のフロントフェンダーを採用した。ブルーのリアシート後部には、同じ色のミニバッグが装備された。ハンドルスイッチもコンパクト化された。

基本スペック

タイプグレード名 XL125R
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 JD04
発売年 1985
発売月 6
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2130
全幅 (mm) 840
全高 (mm) 1150
ホイールベース (mm) 1355
最低地上高(mm) 265
シート高 (mm) 840
乾燥重量 (kg) 106
車両重量 (kg) 114
最小回転半径(m) 2.1
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 60.0
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 L125SE
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 124
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 56.5
行程(ピストンストローク)(mm) 49.5
圧縮比(:1) 9.4
最高出力(PS) 12
最高出力回転数(rpm) 9000
最大トルク(kgf・m) 1
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PD52
燃料タンク容量 (L) 8
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 480.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 D8EA
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 YB9-B
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.1
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.333
2次減速比 3.533
変速比 1速 3.083/2速 1.941/3速 1.400/4速 1.130/5速 0.923/6速 0.785
動力伝達方式 チェーン
チェーンサイズ 428
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 27°50′
トレール量 (mm) 118
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
フロントサスペンションストローク(mm) 204
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアホイールトラベル(mm) 175
タイヤ(前) 2.75-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 4.10-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ヘッドライト定格(Hi) 35W/36.5W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計