ホンダ | HONDA CB-1タイプ2 | CB-1 TypeⅡ

車輌プロフィール

CB400スーパーフォア登場前のホンダ400ccクラスネイキッドを担ったCB-1の発展的バリエーションモデルが、1991年4月に発売されたCB-1タイプⅡだった。399ccの水冷直列4気筒DOHCエンジンを、42.7ミリ径の鋼管ツインチューブフレームに搭載するところなど、基本構成はCB-1と同じ。このタイプⅡでは、ハンドルをセミアップタイプに変更し、エンジンの出力特性を低中速走行での扱いやすさに寄せたセッティングとし、ミッションのギア比は全体にハイギアード化。混雑した街中も、高速走行も、快適に走ることを追求していた。燃料タンク容量は、CB-1比2リッター増の13リッターに拡大していた。純スポーツというより、ツーリングスポーツ。そんなCB-1タイプⅡのキャラクターは、実質上の後継モデルとして翌92年に発売されたCB400スーパーフォアに先んじたものだった。

1991年 CB-1 TypeⅡ グリーン(カタログメイン)グリーン
1991年 CB-1 TypeⅡグリーン 1991年 CB-1 TypeⅡブラック
新登場
1991年モデル
ホンダ CB-1 TypeⅡ

CB-1をベースに、セミアップハンドルを装備するとともに、中低速走行での扱いやすさを重視した出力特性とギアレシオ、燃料タンクの大容量化、シート形状の変更など、ツーリングでの使い勝手を向上させていた。車体の色使いもCB-1よりおとなしいものとなった。

基本スペック

タイプグレード名 CB-1 TypeⅡ
モデルチェンジ区分 新登場
型式 NC27
発売年 1991
発売月 4
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2035
全幅 (mm) 705
全高 (mm) 1055
ホイールベース (mm) 1385
最低地上高(mm) 130
シート高 (mm) 775
乾燥重量 (kg) 168
車両重量 (kg) 186
最小回転半径(m) 2.8
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 33.0
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 NC23E
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 399
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 55
行程(ピストンストローク)(mm) 42
圧縮比(:1) 11.3
最高出力(PS) 53
最高出力回転数(rpm) 11000
最大トルク(kgf・m) 3.7
最大トルク回転数(rpm) 9500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 VG06
燃料タンク容量 (L) 13
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 2
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 429.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR8EH-9
点火プラグ必要本数・合計 4
搭載バッテリー・型式 YTX9-BS
バッテリー容量 12V-8Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.5
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 2.9
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.1
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.171
2次減速比 2.466
変速比 1速 3.307/2速 2.352/3速 1.875/4速 1.590/5速 1.434/6速 1.280
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 39
チェーンサイズ 525
標準チェーンリンク数 104
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 25°30′
トレール量 (mm) 99
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 110/70-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 54
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 140/70-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 66
タイヤ(後)速度記号 H
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ヘッドライト定格(Hi) 60/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計