ホンダ | HONDA CB400LC

車輌プロフィール

CB400LCは、4スト2気筒エンジンを搭載したスポーツモデルとして1982年4月に発売された。LCは、ラグジュアリー・カスタムの頭文字に由来するもので、当時のホンダはアメリカンタイプを「カスタム」タイプと呼んでいたため、CB400LCも、豪華装備のアメリカン・スポーツクルーザーだった。なお、CB400LCと同じタイミングで、CX-ユーロとXL400Rが発売されており、400ccのアメリカン、ヨーロピアンスポーツ、オフロードが一気に登場した1982年の春となった。エンジンの排気量は395ccで、空冷・並列2気筒・OHC3バルブ(吸気2・排気1)、最高出力は40psだった。ミッションは6段リターンながら、当時のプレスリリースでは、「5速プラスO・Dギア」と表現されていた。O・D(オーバードライブ)はクルージング用のギアで、シートもクルーザーらしい段付きタイプになっていた。CB400LCは、400ccのCBシリーズとしてホーク以来の2気筒モデルで、CB400LCの後の「2気筒CB400」は30年後のCB400F(2013年)だった。

1982年 CB400LC ブルー(カタログメイン)ブルー
1982年 CB400LCブルー 1982年 CB400LC(サイドビュー)
新登場
1982年モデル
ホンダ CB400LC

ゆったりした乗車姿勢が得られる設計で、充実した装備と随所に質感の高いクローム仕上げをほどこすなど高級感あふれるアメリカン・スポーツバイクだった。LCは、ラグジュアリーカスタムを意味。エンジンはスーパーホーク(1980年)と同系の並列2気筒OHC3バルブユニット。

基本スペック

タイプグレード名 CB400LC
モデルチェンジ区分 新登場
型式 NC01
発売年 1982
発売月 4
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2160
全幅 (mm) 785
全高 (mm) 1145
ホイールベース (mm) 1445
最低地上高(mm) 170
シート高 (mm) 785
乾燥重量 (kg) 176
車両重量 (kg) 188
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 39.0
測定基準(1) 60km/h走行時
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 395
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 3
内径(シリンダーボア)(mm) 70.5
行程(ピストンストローク)(mm) 50.6
圧縮比(:1) 9.3
最高出力(PS) 40
最高出力回転数(rpm) 9500
最大トルク(kgf・m) 3.2
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 12
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 468.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 D8EA
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 FB12A-A
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.0
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.960
2次減速比 2.235
変速比 1速 2.857/2速 1.947/3速 1.545/4速 1.280/5速 1.074/6速 0.866
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 30°30′
トレール量 (mm) 140
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 3.25-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(後) 130/90-16
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 67
タイヤ(後)速度記号 S
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 2.15
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 2.5
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計