ホンダ | HONDA ドリームCB500フォア | DREAM CB500 FOUR

車輌プロフィール

ドリームCB500フォアは、1971年4月に発売された大型スポーツだった。排気量498ccの空冷4スト並列4気筒OHCエンジンをダブルクレードルフレームに搭載。ミッションは5段リターン式で、前輪には油圧式のディスクブレーキを採用していた。ホイールサイズは、フロント19インチ/リア18インチ。ヘルメットホルダー、右グリップのイグニションキルスイッチ、ウインカー点灯やギアニュートラル表示灯などのパイロットランプをまとめて設置した。昭和46年4月からの「新車への騒音規制」にも適合していた。1969年にドリームCB750フォアが登場して以来、2番目の4気筒CBが、ドリームCB500フォアだった。

ホンダ DREAM CB500 FOURのユーザーレビュー・写真
 
隅谷守男の伝説に浸る

満足している点

装備重量が200kg以下ですのでCB750fourとは桁違いに扱いが楽です。最初のホンダフォアは750・500・350の3兄弟となりますが、取り回しは350に近く、それでいて350のようなパワー不足感がありません。さらに操縦性も軽快で、350と750の良いところ取りでベストバランスといわれただけの事はあります。RSCによるレース仕様の「CB500R」が隅谷守男のライディングで7年間破られていなかった鈴鹿サーキットのコースラップを更新した話は有名で、潜在能力の高いバイクです。当時は「静かなる男のフォア」として静かさを売りにしたバイクでしたが、現在のレヴェルでは考えられない豪快な排気音で、4気筒に乗っている満足感があります。

不満な点

人気車の750や400と違い部品が少ないのが欠点です。また、改良型の550フォアに比べるとクラッチなど細かい点で整備性が劣ります。なおこの年式ホンダのディスクブレーキはどれも効きが良くないですが、さらに750と共通ではなく350と共通ですので制動力は察して下さい。

これから購入する人へのアドバイス

もともとが街乗りから高速ツーリングまでこなすオールラウンダーですので、どんな場面でも乗りやすいバイクです。私のような体格・体力に恵まれていない者にとっては、ちょうど良い大きさ・重さで「パワフルだが重い750」よりも好ましいです。半世紀前の骨董車両ですのである程度自分でいじれることが必須条件ですが、海外を中心に多く売れたバイクでもあり、消耗部品等については750や400の物を流用できることも出来ることが多く、旧車の中ではまだ維持しやすいバイクです。ただ500へのこだわりがなければ、改良型の550の方が台数的にも価格的にも入手しやすく絶対お勧めです。

総合評価: 4
年式:1973年  燃費:一般道:0.0km/L  高速道:0.0km/L
投稿者:がてう
投稿日:2024-01-16 10:00:03