ホンダ | HONDA レブル1100T/DCT | REBEL 1100T / DCT
2023年2月に日本国内で新発売されたレブル1100Tは、そのスタイルや名称からも分かる通り、レブル1100(2021年発売)のバリエーションモデルだった。発表されたのは、2022年11月に開催されたEICMA2022(ミラノショー)で、モデル名は欧州向けの「CMX1100T Rebel」だった。この際に日本での販売も予告されていた。排気量1,082ccの水冷並列2気筒エンジンはじめ主要な構成は、ベースモデル(レブル1100)と共通で、ミッションが6速マニュアルと、自動変速(クラッチレバーなし)のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)の2仕様があったのも同じ。モデル名に加えられた「T」は、ツーリング/ツアラーのTで、長距離走行での快適性や利便性の向上をはかる装備が追加されていることを意味していた。追加されたのは、走行風よけとなるフェアリング、左右のサドルバッグだった。DCTモデルは、オートマ限定の大型二輪免許で運転可能(2022年11月時点)。2024年10月に、欧米市場でマイナーチェンジを受けた2025年モデルが発表された。これまで丸型だったメーターパネルは、角型の5インチフルカラーディスプレイを採用。ハンドルバーとステップの位置が見直され、シートもやや厚くなり、シート高は710ミリとなった。並列2気筒のエンジンは、圧縮比がこれまでの10.1:1から10.5:1にアップされた。※2025年モデルは日本市場未発表(2024年11月現在)