ホンダ | HONDA NX500 / E-Clutch

車輌プロフィール

NX500は、2023年11月のEICMA(ミラノショー)で発表された新型クロスオーバーモデル。今回の「NX」は、そのままニュー・クロスオーバーを意味していた。NX500は、前年までのCB500X(日本では400Xとして販売)の後継モデルという位置づけ。新しいスタイリングを得て、車体の軽量化やサスペンションの見直しなどを行った。排気量471ccの並列2気筒DOHCエンジンは、前身のCB500Xや、新しいCB500ホーネット、CBR500Rと同系統で、インジェクションセッティングの見直しで加速性能を向上させていた。最高出力は35kWで、これは欧州の二輪免許であるA2ライセンス(※)に準拠したものだった。ABSとトラクションコントロール(HSTC)を装備。メーターは5インチのTFT液晶タイプ。NX500は海外市場専用モデルだが、ミラノでの発表時には、日本向けにNX400として発売されることがアナウンスされた。2025年11月開催のEICMA(イタリア・ミラノ)で、Honda E-Clutch搭載グレードが追加設定された。※A2ライセンスは、日本での普通二輪免許(中免)に相当するが、排気量に関わらず、最高出力(35kW以下)などで制限されていた。

2026年 NX500 E-Clutch (カタログメイン)
2026年 NX500 E-Clutch
追加
2026年モデル
ホンダ NX500 E-Clutch

欧州市場向けのNX500にも、Honda E-Clutch搭載グレードが設定された。Honda E-Clutchは、発進時にも、停車時にも、変速時にも、ライダーによるクラッチレバー操作を必要としない電子クラッチシステム。但し、ライダー自身にて操作することも可能で、クラッチレバーは存在するため、日本のAT限定免許では運転不可。※NX500は、日本ではNX400として販売された

基本スペック

タイプグレード名 NX500 E-Clutch
モデルチェンジ区分 追加
仕向け・仕様 海外向けモデル
全長 (mm) 2165
全幅 (mm) 830
全高 (mm) 1415
ホイールベース (mm) 1445
最低地上高(mm) 180
シート高 (mm) 830
車両重量 (kg) 199
最小回転半径(m) 2.4
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 471
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 67
行程(ピストンストローク)(mm) 66.8
圧縮比(:1) 10.7
最高出力(kW) 35
最高出力(HP) 47
最高出力回転数(rpm) 8600
最大トルク(N・m) 43
最大トルク回転数(rpm) 6500
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料供給装置形式 PGM-FI
燃料タンク容量 (L) 17.5
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
バッテリー容量 12V-7.4Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.1
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 スチールダイヤモンド
キャスター角 27.5°
トレール量 (mm) 108
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントフォーク径(φ) 41
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 110/80R19
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 59
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 160/60R17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 69
タイヤ(後)速度記号 H
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 4.5
ヘッドライトタイプ(Hi) LED
テールライトタイプ LED
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:ギアポジション
メーター表示:エンジン回転計
メーター表示:時計
メーター表示:ツイントリップ
車両装備:ハザードランプ
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS)
車両装備:スリッパークラッチ