ホンダ | HONDA エルシノアCR250M | ELSINORE CR250M
エルシノアCR250Mは、昭和47年(1972年)9月に発売された市販モトクロスレーサー。ワークスレーサーのRC250Mをベースにしたもので、1970年前後からのモトクロスレース人気に応えるものだった。ホンダは、4ストロークエンジンのメーカーというイメージが強かったこの時代において、CR250Mのエンジンは、排気量248ccの2ストローク単気筒を採用。1975年にモデルチェンジを受けて、エンジン、フレーム、足回りが大きく進化していた。CR250M登場翌年の73年には、公道走行用(ナンバー付き)のエルシノアMT250が発売された(別項)。なお、「エルシノア」という名称は、カリフォルニア州ロサンゼルス南東のエルシノア湖(レイクエルシノア)近くで行われていたオフロードレース「エルシノア・グランプリ」に由来した。※モトクロスレーサーとしての後継モデルは、CR250R(1978年-2005年)だが、CR250Rは、当初「エルシノアCR250R」として登場した。