ホンダ | HONDA モンキー125 | MONKEY125
2017年、惜しまれつつ生産中止になった、50ccのモンキー。「125cc版がでるらしい」という噂は生産中止前からあったが、その噂のモデルが最初に姿を現したのは、17年秋の第45回東京モーターショーだった。コンセプトモデルとして展示されたモンキー125は、(50cc時代の)モンキーをそのまま拡大したかようなスタイルだった。グロム系と思われる横置きの空冷エンジンや倒立フォークなど、見た目で分かること以外は明らかにならなかったが、直後のEICMA2017(ミラノショー)にも展示され、翌18年3月のモーターサイクルショー(大阪・東京)では、一歩進んで「市販予定車」として登場。この際に、当初のイエロー以外に、2000年の新春スペシャルと同様の赤白ツートーン車も展示され、この2色ラインナップを初期設定に、モンキー125は2018年7月に発売された。この際、前輪にABSを搭載したモデルも登場。すでに欧州ではABSの装備が必須化されており、日本市場でもその流れの中にあったため、いずれABS装備モデルに一本化されることが予想された。なお、排気量が51cc以上となり、「原付2種」となったが、モンキー125は「1人乗り」仕様。モンキーらしいデザインを実現するためだったと思われた。2021年9月にモデルチェンジをうけ、グロム(JC92)と同系のエンジン(123cc)と5速ミッションを搭載した。また、この際にABSは標準装備となり、1グレード構成になった。※2024年7月にカラーチェンジを受けた際に、純正アクセサリーとして、ギアポジションメーター(時計付き)がラインナップされた。