ホンダ | HONDA CRF250RX
2019年のニューモデルとして登場したCRF250RXは、モトクロスレース専用車のCRF250Rをベースとした、エンデューロレース(不整地耐久レース)の専用モデルだった。基本的な構成は2018年モデルで全面変更を受けたCRF250Rの2019年モデルと同様で、エンデューロレース向けのセッティングをエンジンとサスペンションに施したもの。燃料タンク容量は、モトクロッサーCRF250Rの6.3リッターよりも2リッター以上大きな8.5リッターとなっていたが、Rがチタン製だったのに対し、CRF250RXは樹脂製だった。リアホイールは18インチで、Rよりも1インチ小さく、タイヤ幅は前後とも10ミリ拡大されていた。また、CRF250Rの2019年モデル同様に、ローンチコントロールシステムを搭載。これはスタートでのアクセルワークに対して、適正なトルクを得るためにエンジン回転を電子制御するものだった。2020年モデルは、シリンダーヘッドなどのエンジン主要部品を変更し、2022年モデルで初のフルモデルチェンジを受けた。フレームを一新したほか、これまで2本出しだったマフラーは1本出しになった。2025年モデルではメインフレームの70%が新規設計となり、リアフレームとの剛性バランスが最適化されるなどの変更を受けるとともに、Hondaセレクタブルトルク コントロール(トラクションコントロール)を搭載した。※CRF250RXは競技専用であり、公道を走行することはできない。
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