トライアンフ | TRIUMPH ストリートトリプルS | Street Triple S
2017年のストリートトリプル・モデルチェンジの際に登場した、シリーズのスタンダードモデルが、ストリートトリプルS。これまでは、単に「ストリートトリプル」と称されていた標準仕様に、「S」が付いたため、項目を新たにした。もともと、デイトナ675のネイキッド仕様として登場したストリートトリプルのエンジンは、排気量675ccだったが、ここから765ccとなり、ライドバイワイヤを採用してトラクションコントロールを標準装備するなど、電子制御化も大きく進んだ。とはいえ、スタンダードモデルなので、ライディングモードはロードとレインの2種類のみで、上位モデルに採用されたTFTカラー液晶も採用されなかった。なお、日本へは未導入ながら、排気量660cc版のストリートトリプルSも存在した。欧州のA2ライセンス所有者向けモデルだった。その後、2020年モデルになって、660cc版のストリートトリプルSが日本市場へも導入された。この年に新しくなっていたストリートトリプルRSと同じ、アグレッシブなデザインに変更され、ヘッドライトはLED化。扱いやすいエンジンセッティングもあって、過激なRSとは異なり、2020年型のストリートトリプルSは、日常シーンでのファンライドを実現するモデルだった。
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