トライアンフ | TRIUMPH スピードトリプル | Speed Triple

車輌プロフィール

スピードトリプルは、2000年代のトライアンフ・ロードスターを象徴するビッグネーム。1994年に登場し、幾たびものモデルチェンジを受けながら、2019年(現行更新時)まで、シリーズは継続されている。モデル名の由来ともなった水冷4スト並列3気筒エンジンの排気量は、94年のデビュー時は、885cc。99年には955ccとなり、2005年には、1,050ccまで拡大された。また、当初はオーソドックスな丸目1灯だったヘッドライトが、横に並べた2眼タイプになったのは97年から。2000年に公開された映画、「ミッションインポッシブル2」が、その強烈なスタイルと運動性能を多くの人々に印象付けた。2005年のモデルチェンジでは、前述の通り排気量をアップしたほか、フロントフォークは倒立式に、マフラーは左右2本出しとなった。2008年には、フロントブレーキのキャリパーがブレンボ製になり(以前はニッシン)、テールランプはLED式となった。2011年のモデルチェンジでは、長くスピードトリプルのアイコンでもあった丸目2眼ヘッドライトを改め、異形5角形の2眼ライトを採用。2014年モデルからは、メーターバイザーとアンダーカウルを装備した。2012年には、上級仕様としてのスピートトリプルRが設定され(別項)、2016年のモデルチェンジで、シリーズはスピードトリプルSと同・Rとしてラインナップされるようになった。

2011年 Speed Triple ディアブロレッド(カタログメイン)ディアブロレッド
2011年 Speed Tripleディアブロレッド 2011年 Speed Tripleファントムブラック 2011年 Speed Tripleクリスタルホワイト
フルモデルチェンジ
2011年モデル
トライアンフ Speed Triple

異形5角形の2眼ヘッドライトを採用し、イメージを一新した。ホイールベースを従来型+6mmとなる1,435mmに伸ばした。エンジン搭載位置を3mm前進、搭載角を7度前傾、スイングアームを18.5mm延長、フォークオフセットを40mmから28mmに短縮、前輪分布荷重を48.6%から50.9%に増大させるなど、キメ細かな熟成を実施した。一方のエンジンはインジェクションマップの改善で最高出力を130psから135psに向上させると同時に、シフターパーツの改良を受けていた。

基本スペック

タイプグレード名 Speed Triple
モデルチェンジ区分 フルモデルチェンジ
発売年 2011
発売月 1
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2086
全幅 (mm) 728
全高 (mm) 1033
ホイールベース (mm) 1435
シート高 (mm) 825
車両重量 (kg) 219
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 3
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 1050
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 79
行程(ピストンストローク)(mm) 71.4
最高出力(PS) 135
最高出力回転数(rpm) 9250
最大トルク(N・m) 111
最大トルク回転数(rpm) 7750
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 17.5
エンジン始動方式 セルフスターター式
搭載バッテリー・型式 YTX14-BS
バッテリー容量 12V-12Ah
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.8
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 190/55ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス