トライアンフ（TRIUMPH） スピードトリプル | Speed Tripleのバイク愛車レビュー

とにかくカッコいい。マッシブなタンクからシートカウルへの流れるようなラインと上面が揃った低く構えたスタイリングが最高。カフェレーサー＋ストリートファイターの嚆矢
同じバイクはまず見ない
ファイアーボールオレンジ！！（カタログの色名）
大らかで豪快なエンジン
実は中身は半分カワサキなので、信頼性が高くメンテやパーツ交換がはかどる

なし。あえて挙げるなら重いところ。でもこのスタイルとトレードオフならお釣りがくる。

これから購入する人っていうか、まだタマはあるのでしょうか？　あるなら自分がもう一台買いたいくらい。

この型が出た当時から何にも似ていない形。イロモノ扱いされることもあるが、しっかりデザインされた各部を眺めているだけでも飽きさせない。強力で荒削りな印象を受けるエンジン。攻撃的なポジション。落ち着きのないハンドリング。ぬるくないパッケージングながらも恐怖感や嫌悪感を感じることがない。要は惚れてしまったってこと。

不満ねぇ…。これに乗っていると人間も「変わってる人」に見られることかな?。ま、普通過ぎて退屈な人間と見られるよりはマシかな?(笑)。

乗り手に従順なバイクばかりがいいバイクとは限らない。方向性さえしっかりしているなら、こんな変わったバイクに一度乗ってみることをオススメします。
燃費?積載性?快適性に足着き性?。そんなことを求めるのは野暮ってもんです。

1つ目はサウンドで、加速時にマッハGOGOみたいなギュオーンという音がして、巡航時はブオワーンという音がする。サウンドだけでアドレナリン全開です。
2つ目は好きだったVFR400Zのような2つ目。ここが踏み絵ポイントでしょうか。
3つ目が寸詰まりで塊感のある車体。アップマフラーと片持ちは最高にカッコイイです。08モデルのホイールデザインも素敵。とんがり具合は歴代のスピードトリプルの中では頂点ではないのでしょうか。モードもABSもスリッパーも無いですし。
カワサキを何台も乗り継いできましたが、設計に携わったからなのか、昔のカワサキのワイルド感が受け継がれています。

立ったキャスターと異常に少ないトレールと高重心の結果、クイックなハンドリングで、なれるまではフルバンクに持っていけません。
燃費は悪い。使いにくくて見にくくて間の抜けたメーターは気に入らない。遠くてワイドなハンドルも。
初心者はストトリ765かヤマハの3気筒にしておいたほうが無難。ともに乗りましたが、ストトリはほぼ中型で、900とも音もパワーも段違いです。ベテランさんならこっちでしょう。自分はこっちのほうがかっこいいと思うし。少なくとも質感は圧倒的にこっちです。

アドベンチャー流行ってますが、車のSUV人気同様で商売に乗らされてるような気がします。オートバイ乗りがそんなんでいいのでしょうか。リターンさんならアリでしょうが。おっきなスクリーンには虫がいっぱい。シールドならポケットティッシュでスイッです。ネイキッドに戻りましょう。オートバイを愛した頃の自分に戻りましょう。タンクバックつければ大型カウルなんて必要無く、気流はメーターバイザーからタンクバックで渦巻くことなくヘルメットをかすめて抜けて行きます。高速道路でも飛ばしている車の後ろを渡るくらいなら風圧は全く問題ないです。3気筒のリッターネイキッド。ズ太いトルクでとにかく飽きません。だけど初心者は乗らないほうがいいです。ていうか無理です。足がつかないし高重心なのできっと立ちごけします。そして制御されていない化け物トルクとパワー。自分はシート前方をアンコ盛ししてシートをフラットにしているので足つきはモタードより酷いです。174cm70kgですが、両つま先ツンツンです。ノーマルシートなら両足親指拇指球まで付きます。ハンドルクランプにて25mmUP25mm手前+絞りと垂れを入れたバーハンにしてようやく普通のネイキッドポジションです。どんだけ外人仕様なんですかね？こいつは。それから、キャスター立ち気味ですが切れ込みはないです。条件良ければ膝スリできます。二階建てバスみたいなのでかなり思いきらないと膝は届かないですが。アクセルはノーマルなのにハイスロで、ギクシャクはしないもののレスポンス良すぎで、異常なパワーで、とにかく気を使います。でもそこが面白いです。ちょっと気を緩めると制御不能の感覚を味わうことになるので。積載はリアは結構広いので、シート下にタイダウンベルトをクロスさせてBOX積めば何の問題も無いです。コンパクトなシュラフとテントで自炊の旅を何日でも続けられます。とにかく3気筒の音がいいのでロンツーマシンとしても全く飽きません。上がりのバイクなんて考えるのやめましょう。タイトルどおりです。とにかくこいつは安いし壊れないしカワサキのパーツがちょこちょこ使えますので、こいつを是非旅のお供にしてやってくださいな。すれ違ったらピース出しましょう(^_-)-☆

大型二輪免許を取得してから最初に購入したバイクはこれではない。1996年式のスピードトリプル900・T300。所謂初代スピードトリプルである。一目惚れで免許取得前に契約、免許の交付を受けたその足で車両を受け取りに行ったほど気に入っていた。
現行とは違い長いホイールベース、車両重量は300kg弱で出力は98psと、「ストリートファイター」と呼ぶには程遠いものであった。ただツアラーチックなポジションで、高速域で安定した走りを見せていた。
だが経年劣化の波には抗えず、キャブ周りの不調により下取りに出すこととなった。次は何にしようと考えていた時、たまたま店で見つけたバイクにこれまた一目惚れしてしまった。それが、2006年式のスピードトリプル1050である。
初代とは打って変わって攻撃的なフォルムに暴力的なパワー。気を抜けばすぐさまハンドルが軽くなる。初代から感じていた紳士的な「匂い」は感じられなかった。しかし跨った時、その攻撃的なフォルムの中にある女性的な「包容力」を確かに感じた。
そう、「包まれた」のだ。全てにおいて自然なポジションで、ラフなハンドリングにもナチュラルに返してくれる。ハンドルが軽くなろうが嫌がる素振りも見せず、乗り手を安心させるような挙動で常に肩の力を抜くことができた。
それに加え大きな瞳は、夜道でも安心できる大きな要因であった。
その乗り味はまさに「淑女」である。常に余裕を持ち、常に優雅であった。
ただ、3発特有のシルキーなサウンドは、耳に吐息を吹きかけられたような興奮とともに、乗り手の理性を静かに揺さぶってくるのだった。

勿論、不満がないわけではない。淑女といっても心臓は1050cc/130psの妖女である。半クラでもギュルギュルと前へ押し出してくるし、ステップの位置は跪けと言わんばかりに高く、必然的に膝は折れ曲がる。その上、乗り手を縛るかのようにグリップするシートは、下半身の縛りをよりキツくするのだ。
また、沐浴にも気を遣う。乱暴に水を吹き掛けようものなら、排水性の悪いプラグホール周辺に水がたまり、3番シリンダのプラグはすぐさま錆びる。(とは言っても常識的な洗車は問題ない)
淑女に登録書類より重いものを持たせるのも以ての外だ。シート下にもほとんど空間はない。どうしてもというのなら、サイドバッグ等を用意してあげよう。嫌々ながら身につけてくれるだろう。
そして何より、これは運命でもあるが、「彼女」は大和撫子ではない。英国淑女なのである。
愛さなければすぐに拗る上、このルックスで意外と大食漢だ(街乗りで13km/L)。それを静かに受け止め、時には彼女のブリティッシュジョークにも付き合ってあげなければならない。

彼女を従えようとは思わないようにすべきだ。受け止め、愛でれば、いつか必ず応えてくれる。捻れば簡単にスピードも出るし、荷重など考えなくてもスイスイ曲がる。だがそれは、彼女の手の上で弄ばれているだけに過ぎない。彼女に認められた時、「二人」で見上げた夜空は、決して忘れられないものとなるだろう。
攻撃的なフォルムでありながら、タキシードで跨っても不思議とマッチする。ラフ過ぎる格好で乗り回すのはオススメしない。「彼女」はまるで自分とは無関係と言わんばかりの素振りを見せ、ミスマッチさを周囲に晒すことになるだろう。(長袖長ズボングローブは最低限身につけよう)
これを読んでいるあなたが、もし今のバイクに「乗せられている」と感じているなら、「彼女」に一度触れてみるべきだ。
「彼女」は男女は問わない。我儘な性格でもない。あなたの技量を見極め、きっとエスコートしてくれることだろう。だが心の奥底では、エスコートを求めていることも忘れてはならない。
自身のテクニックが上達した時、今まで手を引いてくれていた「彼女」のその手を、逆に引き返してみよう。

きっと優しく微笑み、身を委ねてくれるはずだ。

・丸目2灯とは異質の存在。
・カフェレーサーとネイキッド、ストリートファイターの融合。
・「トリプル」なだけあって、マルチよりスリム、ツインより伸びる特性。独特の味わい。
・「黒い」ブラック好きには堪らないブラックアウト感。
・ノーマルでもカッコいい。
・タンクが超大容量。
・マッチョ感が半端ない。

・フロントブレーキパッドがNSR50と共通(当然ダブルディスクだけど)
・リアのブレーキの効きがイマイチ。
・メンテナンス性悪し。
・絶対的速さはやはりマルチに譲る。
・絶対的トルク感はツインに譲る。

・94年～96年モデルに該当。最早20年選手。
でも、このスタイルにハマる人もいるはず。
ハイスピードクルージングよりも中速のワインディングが楽しいバイク。
・なかなかの重量級です。

◎ 非常にバランスのよいエンジン
試乗したときの日記にも書いたかもしれませんが、私は3気筒ということでツインとマルチの中間的なパルス感を想像していました。しかしながら実際にはマルチ寄りのスムーズさで、振動で手がやられるということはありませんでした。また、個人的に最近のマルチは出来がよすぎて、なんか電動モーター駆動のバイクに乗っている感じで、内燃機関的な面白みに欠けるなぁという印象を持っております。ストトリRのエンジンはこの辺もうまく調教されていてバイク本来の面白さと現代的なスムーズさを高次元で両立させていると思います。感覚的には20年前くらいの400ccマルチみたいな感じかなぁw

◎ 車重を感じさせない軽さ
停止中も走行時も異様に軽く感じます。これも400ccに乗ってる感じがします。
私は他に SUZIKI SV650S を所有していますが、実際の車重はたぶんそう変わりはないと思いますが、ストトリRのほうが明らかに軽く感じます。マジで「コレで立ちゴケとか絶対しねぇ」と思うほどです。

◎ 極めて素直なハンドリング
バイクのよっては「このコーナーを曲がるんだ!」という明確な意思をコーナー手前で持っていないと、ちょっと危険な状態に陥ってしまう車体もありますが、ストトリRは何も考えないでも極めてスムーズにコーナーをトレースしてくれます。

◎ ラクチンポジション
そのまんまです。腰痛が気になる中高年世代にも優しいです。

× 安っぽいデザインのメーター
2009モデルと比較すると、明らかにタコメーターが安っぽくなってます。ガキのおもちゃかよw
ちなみに2010モデルは2011と同じデザインでタコメーターの灰色の部分がイエローでした。デザイナーの感性を疑います。

× 無駄に高機能な割にI/F最悪のメーター
メーター下部についてた3つのボタンがケーブルと干渉して操作しにくいから、ボタンを左部に持ってきたのはわかります。しかし、ボタンが2つになったため、操作の複雑さがハンパありません。なんせ自身もストトリRに乗っている店主さんが説明書を見ながら操作しても目的の表示をさせられなかったですからw
他メーカーのは知りませんが、SUZUKIさんのバイクは[SEL]ボタンでセレクト[ADJ]ボタン長押しで設定モードに入り、[ADJ]ボタン押しで設定確定と、それだけ覚えておけば説明書なんか見なくてもなんとかなります。ところがトライアンフのメーターはODD/TRIP×2は当たり前として、その他、平均燃料消費量/瞬間燃料消費量/ラップタイマー/ラップあたりの最高速度/ラップあたりの平均速度/ラップあたりの走行距離・・・etc これでもかというくらいの機能を持っています。これをたった2つのボタンで操作しろというほうが間違っています。さらにいうならODDがデフォで表示されないのも理解に苦しみます。

△ スタイル
個人的にリアビューは好きなのですが、正直フロントビューは嫌いです。
かつて、VFR400Zというバイクが HONDAさんから出ておりまして、こいつのデザインが「コケてカウルが割れちゃって、それを取っ払ったレプリカかよw」と揶揄されておりました。ストリートトリプルにも同じ匂いを感じます。まぁこれはスクリーンを付けることで多少変わってくるかと思いますが。

△ 過剰装備っぽいタイヤ
2011モデルにはピレリのコルサが標準装備されています。このタイヤは通常SSでも充分に使えるポテンシャルでストトリRにはこんなグリップはいらないような気がします。逆にもうちょっとライフが長いタイヤのほうがいいような。まぁ、カッコイイし、同じ価格でいいタイヤが付いてくるのはお得だとは思いますけどね。

△ アップマフラーには気をつけろ
例えばツーリングでネットを使って荷物を積むとして、ほとんどの人はフックをタンデムステップの付け根にかけようとすると思うんですよね。私もそうしました。ところがこれがネットのフックにとってはマフラーに接触します。当然溶けます、樹脂製ですから。そして当然マフラーに付着します。ええ、私もやってしまいましたよ。幸いにもマフラーが冷めてから爪で掻いたら付着物は取れましたが。

△ キーシリンダーが奥まってて入れにくい
まぁ、バーハンのバイクはほとんどそうかもしれませんが。ハンドルバーの高さまでキー挿入口の高さを上げたらデザイン的にどうかと思いますし。まぁ、私がキー操作をしにくいのは1つのキーホルダーにバイク4台分の鍵+GIVI箱の鍵2つ+家の鍵、合計7つの鍵をジャラジャラぶら下げてるせいでしょう。通常は気にならないと思います。

全体的には極めてよく出来たバイクです。モータージャーナリストの皆さんがそろって絶賛するのにも納得しました。「工業製品は[Made in Japan]だろ、JK。」とか思い込んでた自分に恥ずかしさを覚えました。

0km～120km位が一番楽しい。それ以上は240km位まで黙々と加速するだけ。車体は頑丈で平気だが、自分は風圧で平気じゃない。0km～120km間の楽しさは間違いなくトップクラス！　
2連ヘッドライトは明るさ十分。夜の山道でも安心。
バイクに限らず奇抜なデザインは飽きがくる。
かといってイジる所も見当たらないので仕方ない。
車体は小さいし、ライポジもさほどキツくないので大型バイクのわりに気負わず、いつでも気軽にチョイ乗りできる。

街中やくねくね峠は最高に楽しいが、峠では激加速と減速を繰り返すので、必ずバイク酔いになる。(運転が下手なだけ)高速道路は苦手。　

購入してから思ったのだがs3はメインではなく、セカンドバイクとして最高の一台かもしれない。もっとも金があればの話だが。

ウチのはローダウン＆アップハン(BRM)にしてありますが、ポジションはネイキッドとして許容できます。足つきも含め、身長165センチあれば十分乗りこなせると思いますよ。性能は敢えて力説する必要が無い高性能。
ただしクセはあるので慣れは必要です。国産ネイキッドと同じ感覚でアクセル開けると体だけ置いてかれます（笑）

ハンドルの切れ角は少なめなので転回は苦手ですが、訓練でカバーできる範囲です。練習して華麗に決めましょう。

目指せイーサン・ハント！

産まれて最初の1台がこいつでした。最初はドキドキで扱えるか不安でしたが、「大型か？」と思う程コンパクトな車体で、取り回しは楽。低速ではきびきび走るし、なによりカーブが気持ち良くスムーズに曲がります。130馬力でパワーも申し分ありません。

ありません。

フェイスが男前！！いや～い～バイクですよホント。